北海道の呼び名では

「ゴッコ(ホテイウオ・布袋魚)」
と言う呼び名もある。
 
スズキ目 カジカ亜目  ダンゴウオ科 ホテイウオ属の海水魚
 
名前の由来は
七福神の布袋様(太って、ゆったりした衣をまとっている)に似ているため。
 
魚にはウロコがなく
コラーゲンたっぷりのぷるっぷる。
 
函館の恵山町が有名、道内と東北の一部で捕れる魚。
参考までに「恵山ごっこまつり
 
普段は、深海の水深100メートルから
200メートルほどのところにいるが、
12月〜3月まで産卵のため、
浅瀬にやってくるのを
待ち構えて漁を行う。
奥尻島の友人からの画像ですが、
奥尻島ではこのようにモリで付いて
漁を行うそうでした。
 
深海からやって来て
産卵に適した岩穴を見つけ、
オスはメスを待ちその場所でメスが産卵。

オスは卵が孵化するまで、
1ヶ月間ヒトデなどの外敵から守り
孵化後オスメス共に
死んでしまうそうです。
 
へえ~~~っ
ホッケの雄と同じですね~
エライ

お腹に吸盤があり、
岩に張り付く事が出来ます。

ゴッコの口を開いてみました(笑)

「ごっこの調理方法」
・ごっこ卵の醤油漬け
・ごっこ白子ポン酢
・ごっこのバター炒め
・ごっこの唐揚げ
・ごっこ鍋

「ごっこの捌き方」
流水でゴッコをきれいに洗い
ぬめりと臭みを取るため熱湯を掛けます
お湯をかけると表皮がちぢみ、
このようにパンパンに膨らみます。
メスだったので少し卵が出て来てしまいました。
包丁で切っていきます
膨らんだお腹の部分に卵が入っている。
卵と肝を取り出し、内臓などは捨てます
卵を計ってみましたが400gありました
血合いを取り除き、
お腹の吸盤とエラを取り除きます
頭と胴体を切り離す
身は2枚におろしても良いですし、
ぶつ切りにし食べやすい大きさに切ります。
完成〜
卵の方は塩水で3回位洗います
きれいになりました
処理の終わった卵を鍋用と醤油漬け用に分けます
「ごっこ卵の醤油漬け」
北海道民の醤油、トモエ福山醸造の醤油と日本酒のみで作りました。
 
こちらはオスのごっこ
お湯を掛けてさばきます
内臓は捨てて、
肝と白子を取り出しました。

白子も鍋にいれて食べますが、
今回は「ごっこ白子ポン酢」を
作ってみました。

ごっこの白子は崩やすいのが難点ですね。
 
写真は映えないのでやめましたが
美味しかったです。
オスのごっこを3日間干して
「生干しごっこ」

「バター炒め」「唐揚げ」などにします。

干すことで旨みが凝縮されるので
おすすめ。
「ごっこのバター炒め」
「ごっこの唐揚げ」
 
「ごっこ鍋の作り方」
昆布でだしを取り、ゴッコを投入、
アクを取り、味を見ながら
醤油を入れます。

ゴッコのタマゴ、ゴボウ、豆腐、
野菜などを入れ最後にネギを入れて
煮込めば出来上がり。
最後に「岩のり」を入れる。
身がプッリップリでたまんないですね。
日本酒と一緒にいただきました。
 別な日「ゴッコ汁」と
「ゴッコの唐揚げ」

我が家の愛犬チワワのちょこも見ています(笑) 
またまた別な日「ゴッコタマゴの醤油漬け」
 
北海道の味覚、冬が旬のゴッコ
試してくださいね。