上川郡東川町 旭岳温泉(勇駒別温泉)
「ロッジ・ヌタプカウシぺ」
北海道最高峰旭岳(2,291m)の麓、
旭岳と登山、スキー、山菜が大好きで
鵡川町出身の【春菜秀則(なっぱさん)】さんが40年前に移り住み作った温泉宿。
最初は「ラーメン屋」から始まり、
自分で温泉を見つけ、民宿と温泉を始め、
冬はクロスカントリーの整備を行っていた。
大雪山のことなら何も知らない事はない
「大雪山の主」言われている春菜秀則さん。
こちらの湯は、
宿の外にある自分で作った「混浴露天風呂」
実は下にもう１つ小さな隠し露天風呂も
あるんです。
こちらが、下の露天風呂。
上の混浴露天風呂から、下に湯が流れ込んでおり湯はそのまま川へ。
すぐ脇を勇駒別川が流れ野湯のような雰囲気を味わえ、秋には紅葉がきれい。
下の露天風呂から撮影。
建物外観。
山小屋風の建物で、なっぱさん(春菜さん)手作りのログハウス。
もともと、廃業した「山水食堂」を昭和54年(1979年)に買い取りラーメン屋を開店。
その後、温泉を発見し平成元年(1989年)にログハウスに建て替え民宿と温泉を始める。
カウンターで入浴料500円を支払い
まず混浴露天風呂を目指します。
あざらしさんの北海道の温泉本「いい旅研究室」でもこちらの温泉が紹介されていますがいい旅の雑誌も置いてありました。
こちらの食堂を通り抜け、ロッジの外に出てテラスから露天風呂へ。
食堂では、丸太を削って作った椅子、テーブルなでが並べられている。
10年位前までは「キトピロラーメン」も提供していたのである。
食堂奥にあるこちらのスペースは
天気の良い日は旭岳がくっきりと望めます。
自作された、１番大きな丸太椅子は
旭川出身の彫刻家【砂澤ビッキさん】も
絶賛していたそう。
奥様の眞理子さんが腰を痛めて、平成20年(2008年)12月でキトピロラーメンの提供を辞めてしまったので食事メニューのプレート、今では温泉とビールだけ掲げています。
こちらがその「キトピロラーメン」
懐かしいなぁ〜
シナチク変わりに北海道のネマガリダク(タケノコ)が入っています。
なっぱさんが湯駒別で収穫した、行者にんにくとネマガリダクを提供していました。
なっぱさん、山菜も良く採りに行ってましたね
露天風呂への入り口。
プロパンガスが置いてある奥が露天風呂。
露天風呂の脱衣場。
脱いだ服を置く、自作の棚も設置されている。
源泉は、こちらから1.5km上流になっぱさんが発見した自然湧出する3種類の湯を混合し、源泉そのまま、加水、加温なしで床暖房、温泉として利用している。
今度はロッジ内にある男女別の内湯に
向かいます。
先ほどのフロントを通り抜け、こちらの
テーブル向こう側に内湯がある。
なっぱさんが作った木製の物が
たくさんレイアウトされています。
左側が男湯、右側が女湯となってます。
脱衣場、昔の銭湯風の鍵がかかる
ロッカーがあります。
こちらも手作り感たっぷりですね。
男湯内湯、内湯は１つ。
シャンプー、石鹸などの備品も揃ってます。
こんこんと流れる源泉そのままの湯。
カランは5つあるけど
シャワー付きは１つしかありません。
こちらが、温泉を出てすぐ右側にある
小上がりとなっているスペース。
民謡楽器、ギターなどが置いてあり
なっぱさんも演奏するのであった。
こちらは太陽の光が差し込み、こっちに
沈む夕陽がとてもきれいなのである。
とここまで長々と読んでいただきありがとうございました。
実はオーナーの春菜秀則さん、平成30年(2018年)5月30日に亡くなり天国に旅たたれました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
今後の事は、奥様の眞理子さんがお話してくれましたが、平成30年(2018年)9月30日で年内の営業は終了。
冬季間休業し、春からまた営業再開するかわからないと言っていました。
が…
こちらに春菜眞理子さんがいい旅研究室の取材で動画がアップされていました。
2019年9月15日
2019年夏
なっぱさんの赤いランクルが塗装がきれいになり戻って来て春から営業再開されました。
2019年9月15日
日帰り入浴コロナ明け後3年振りに再開。
入浴料金が500円→700円に変更。
住所：北海道上川郡東川町勇駒別
電話番号：0166-97-2150
泉質：カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉
泉温： 52. 6℃、湧出量 157L/min（自然湧出)
源泉名：ヌタプカウシペの湯1、2及び3号井の混合
pH 6.1 成分総計：2.200g/kg
温泉：内湯1、混浴露天2
入浴料：500円→700円(2023年より)
12：00～17：00(受付は16：00まで)
13時〜16時(2023年より)
宿泊料：大人1泊2食付き 8000円
定休日：不定休
HP
なし
地図