抗癌剤(FEC)4回目副作用と初回タキソテール(2010.10.25) | HANAトリネガ両側乳癌&IgA腎症&卵巣癌闘病記

HANAトリネガ両側乳癌&IgA腎症&卵巣癌闘病記

・2010.06〜 
右乳癌の全摘手術、抗癌剤
・2014.11〜 
左乳癌の全摘手術、抗癌剤
・2020.01 BRCA1発覚
・2021.02〜 
IgA腎症、扁桃腺摘出手術、ステロイドパルス療法
・2022.03〜
卵巣癌手術、抗癌剤、維持療法

時々HSC娘の不登校について
のブログです。

FECの4回目(最終回)が終わった。4回目の副作用は・・・




<副作用>

過去3回と比べると、吐き気が一番強かった。

投与翌日まで気持ちが悪くて食べられなかった。

それ以降も、大好きなコーヒーが飲めず、病院のことを考えただけで気持ち悪くなった。


初めて発熱した。子供に風邪をうつされた。

M医師からは37.5℃以上の発熱があったら、乳腺外科を受診すること、と言われていた。

白血球が少なくなっているため、自力で病気をやっつける力がないためだ。

でも発熱は37.4℃だった。微妙だが、子供がいつも通っている近所の内科へ行った。

抗癌剤治療中だと告げて、お薬をたくさん貰う。

センセ「歩いているだけでも病気を貰っちゃう体なんだから、気をつけなさい。僕で力になれることがあったら、言ってね。」

・・・心強くなった。ありがとう。センセ。


ただの風邪だったのに、鼻と喉が全然よくならない。

副鼻腔炎にまでなってしまった。丸二日間寝込んで、結局1週間ほど風邪っぴきだった。

抗癌剤のせいで、体が弱くなっているんだな~、と実感した。

体が弱いと気持ちも弱る。

ようやく生理が止まった。


そして、発毛してきた。ヒナのような毛。


------------------------

初回タキソテール投与のため、乳腺外科外来へ。

<問診>

相変わらずの触診のみ。

きっとしこりのサイズも変わらないんだろう、M医師は「順調ですね」とだけ言った。
この辺りから、M医師に質問しても、帰ってくる言葉があまりに少ないので、疲弊してくる。


インフルエンザの注射は受けていいですか?と聞くと、点滴から3週間経過したら受けていい、と言われる。


血液検査がOKだったので、点滴センターへ。



<点滴センター>

FECのせいで、血管が痛んでくる。

点滴の針がなかなか簡単には入らなくなってくる。

ブスブスと3回ほど失敗され、違う先生が一発で入れてくれた。


前回は点滴を開始した時点で吐いてしまったが、なんと今回は、点滴前に吐いてしまった

もう、だめ。前日の夜から吐き気がしていたほどだ。


吐いている時に薬剤師さんから今日から始める抗癌剤タキソテール(ドセタキセル)について説明を受ける。


・吐き気は少ない。

・脱毛する。

・指先のしびれが起こる。

・爪が変色する。


若い男の薬剤師さん。M医師よりも話しやすい。


薬剤師「この薬は吐き気は少ないんです。もし必要だったら、次回からお薬を使うことも可能です。あるいは、今回がんばってみて、ご自身でも吐き気が少ないってことを納得できれば、次回から吐かなくなると思いますよ。」


・・・要約すると、今吐いちゃってるのは、私のメンタル面の問題だから、次回から精神安定剤的なものを入れてみますか?それとも安定剤使わないで大丈夫そう?ということ。


私   「大丈夫だと思います。」



私   「髪が生えてきたんだけど、薬が効いていないんでしょうか?」
薬剤師「体も薬に対する耐性ができて、慣れてくるんです。薬の効果とは関係ないですよ」

薬剤師「また心配なこと、聞きたいことがあったら、呼び出してくださいね。」


と去っていった。不安なことを気軽に聞けるって、大切。


タキソテールが始まるとふわっと眠くなる。点滴中にぐっすり眠る。


点滴にアレルギーを起こすことなく終了。

あれ?気持ち悪くない!なんか元気!


昼食も普通に食べることができた。

抗癌剤の種類によって、こんなに副作用が違うのかっ!と驚いた一日。



<乳癌関連の出費>

【今回の治療費】 41,970円(3割自己負担)

【治療費の総額】271,570円(治療開始から4ヶ月)