現在、成田のホテルにて隔離中。

 

ルディへテキストを送る為に調べた単語quarantine。

 

早くこんな単語を使う必要のない世界が来るといいな。

 

6年ぶりのブログ。せっかくの隔離生活。普段出来ない事をするべくPC開いて世迷言。

 

それは自分と向き合う作業。そして自分をさらす作業。背筋をほどよく伸ばす作業。

 

さて、なぜ隔離されているかというと、MTジムの中谷潤人選手がアメリカのアリゾナ州で世界初防衛戦を行なった為。

 

そしてアリゾナ州がコロナ水際対策措置の対象区域により、帰国後ホテルで3日間の隔離が必要な為である。

 

幸い、これまでの検査は全て陰性。残すは退所時の検査のみ。それが終われば家族の元に帰れる。

 

有難い事に娘が生まれてからは、1週間も家族と離れた事がない生活を続けてこれた。

 

娘達が離れていくまでに、どれだけ家族と時間を共有出来るか。

 

そこに私の情熱(意地)がある。

 

愛情はかける時間ではない、という答えもあるけれど、状況・環境・考え方によると思う。

 

不可能な環境と可能な環境があり、私の場合はその道理は通せない。

 

さて、ともかく中谷潤人選手のお陰で8年ぶりにアメリカに行くことが出来た。

 

コロナ禍での海外渡航は苦労が多すぎて、隔離含め、望んで行きたいものではない。

 

コロナ禍でなくとも、海外渡航する機会など、ボクシングに携わらなければこの先いつになったのか。

 

だけど彼のお陰で今回渡航させてもらい、彼が素晴らしい勝利を飾ってくれた事で苦労も含めたその全てを良き思い出、良き経験としてくれた。

 

有難い。そして、アメリカは私たちを歓迎してくれた。

 

今の私がボクシングと向き合う姿勢は情熱ではなく責任感。

 

彼の現役生活をサポートさせてもらえるのは、彼の可能性と比例して責任も大きい。

 

しかし、自分がアメリカ生活で培ったこと、ルディ・岡辺さんから学ばせていただいた事、その経験が彼の役に立つ事が心から嬉しく。

 

また、彼の活躍を通して、ルディ・岡辺さん・そしてM.Tジムに少しでも恩返しをさせて頂いている気持ちになれる事が心から有難く。

 

彼のような選手に携われる事を感謝しております。

 

中谷潤人選手、ご家族、サポートされている皆様、本当におめでとうございます。

 

今後も責任を持ってボクシングを学んでいこうと思います。

 

それにしても、今回の旅で不足していたのはやはり英会話力。

 

人生の3年半年アメリカに住んでいた。その事実は一生つきまとう。

 

「じゃあ英語喋れるの?」

 

その質問に言い訳をする度に自尊心にかすり傷が出来る。

 

かなり増えてきた傷は、もはやコンプレックス。

 

これを機に学び続けようと思う。

 

次にブログを書く時に自分がどんな文章を書くのか、自分の責任感に期待を込めて、ここに記しておきます。

 

それにしても、久々に食べたアメリカのお菓子はノスタルジックな味がしたなぁ。

 

 

情熱を持ちすぎると犠牲が出る。

 

私は犠牲を払えない。時間は限られているから。

 

私は私の。今は今の。やるべき事を丁寧にやり続けます。