僕にとってインドとは?

 インドを一言で表すと、「玉石混交」がピッタリだと思います。良いものも悪いものも濁流のようにものすごいスピードで襲いかかってくる。そんな身体的にも精神的にも極限状態の中で、その人が何を思うのか。ある種その人の本性を丸裸に場所だと思っています。それで言うと、僕はどんな場所でもある程度の危険は承知の上で冒険できる人なんだなと認識できました。

 

 悪いところで言うと、劣悪な衛生環境や詐欺師の多さ、いちいち話しかけてくる人がうざったく感じる(静かに旅行したい人にとっては嫌な要素)などあります。その印象が強烈に残るのであればインドは最悪な場所になるでしょう。

対して良いところは、観光地や自然のダイナミックさ、インド全土に存在する多様な文化・宗教、日本では触れられない中東由来のイスラム文化やヒンドゥー教文化、親切な人の多いことなどです。

 

僕は以上の良いところ悪いところを総合して評価したところ、「めちゃくちゃ面白くて魅力的な場所」という結論に至りました。

 以前の記事でこき下ろしたように、トイレがしたいときにできなかったり、ご飯が口に合わなかったり、詐欺まがいのことに遭遇こそしましたが、それを加味しても良いところが上回りました。

デリーの旅行会社での出来事はほぼ確実にぼったくられていましたが、ラジャスタン州をおすすめしてくれたことに関しては感謝しています。

僕が考えるインド旅行に向いてる人向いてない人

向いてる人

・予想外な出来事に対処できる人

・多様な文化を受け入れられる人

・予定調和でない生活(旅)が好きな人

・自分の感情を表に出せる人

・一人旅ができる人(インドだと予想外のことが当たり前に起こるので、全て自分1人の判断で完結できるため)

 

向いていない人

・トイレ、レストラン含め酷い衛生環境に耐えられない人

・落ち着いて旅をしたい人

・複数人で旅したい人

・多様な価値観を受け入れられない人

・日本の治安や衛生環境が当たり前だと思っている人

 

総じて保守的な人はインド旅行には向かないと思います。

とはいえインド旅行は価値あるもの

 向いてない人を挙げましたが、一つの指標としてインドに行ってみるというのは価値のあるものだと思います。良くも悪くも旅行で得られる刺激の数が他の国と比べて圧倒的に多いので。実際僕もインドのあとにタイに行った際は、タイを相当まともな国だと感じたし、台湾に関してはつまらなささえ感じるほどでした。

つべこべ言わずにインドに行け!!

 最終的に僕から伝えたいことはこの一言です。東南アジアのように日本文化の片鱗を感じることもなければ、ヨーロッパのように治安がいいわけでもない。その代わりにあるのが飲み込まれるほどの人と異文化の波、ダイナミックな自然と観光地。僕はその口ではありませんでしたが、インド旅行で人生観が変わり、インドに住み着く日本人の気持ちも少しは分かるような気がします。

次またインドに行くとしたら…

 その場合はインド北東部を攻めてみたいです。具体的には西ベンガルのコルカタやダージリン(本場のダージリンティーを飲んでみたい)あたりです。

 

 もちろん思い出補正な部分もありますが、僕はインドという国とおせっかいな国民性が好きです。またインドに行くめどが立ったらお伝えしようかと思います。

次回予告

次回からタイ編(滞在一週間)のスタートです。どうしてもインドと比べると派手さは負けてしまいますが悪しからず。

 

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