プネーとムンバイ(マハーラーシュトラ州)について
プネーはムンバイに次いで州で2番目に人口の多い都市。ムンバイから170km南に位置する。インド国内では最多の研究施設を有する。街の40%が緑に覆われ、インドで1番緑の多い都市かつ、安全な都市と呼ばれている。
ムンバイはインドの経済と商業の中心。インド最多の人口を有する大都市。紀元前より多くの王国の支配領域の一部であり、16世紀以降はムンバイが良港であることから、欧州諸国がムンバイを中心に街を発展させていった。実際街並みはインド北部に比べると欧州建築が多く目立ち、世界遺産のチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅はイギリス植民地時代に建てられたもの。
15日目 バス停が分からない!
プネーについてすぐ、ムンバイ行きのバスをネットで買いました。旅程にはプネー駅近くのバスターミナルで乗れるらしいですが、売店のおっちゃんに聞いたところ、どうやらここではないらしい。ならばとその次のバス停の病院で待ってみてもくる気配なし。そうこうしているうちにバスが来る時間がとっくに過ぎていました。
次のバスは12時発のものを取りました。郊外のバス停でGoogleマップでも表示があったので、これなら大丈夫と思い向かったところ、そこにあったのはバス停らしき何か。盛土の上に人が集まって、バンバン来るバスに乗っていました。当然時刻表はなし、何番系統でどこに行くバスなのかという案内もありません。こういう分かる人にだけ分かればいいというムラ社会的なところは嫌いです。
(バスターミナルで警官にめっちゃいじめられてた人。ホームレスなのかもしれません)
電波トラブル
突然電波が繋がらなくなりました。厳密に言うと、ahamoの15日間の制約が月を越しても解除されないことを当時は知りませんでした。
バスを取るどころかUberを呼ぶこともできなくなりました。割高にはなりましたが、野良のトゥクトゥク500ルピーで駅前まで戻りました。この時点でバス2回分+タクシー往復で4000円以上ロスしてます。やっとこさ駅前に戻ると乗り合いタクシーなるものを見つけたので、それでムンバイまで行くことにしました。500ルピーでムンバイまで行くことができるので、快適さはともかくリーズナブルな選択肢ではあります。
ムンバイにて
車に乗ること約3時間。ムンバイに到着しました。とにかく宿に向かうために、最寄りのチャトラパティシヴァージーターミナス駅へ。車で降りた駅からターミナス駅まではムンバイ近郊鉄道を使いました。世界一混雑する電車です。時間的にガラガラの時間帯でしたが、ドア開けっぱなしがデフォ、電車が止まるのを待たずに降りる人や乗る人がいて中々カオスな光景でした。ターミナス駅は何十倍もゴチャとさせた阪急梅田駅です。当時はこの駅が世界遺産なのを知らなくて、「欧州建築つまんねー」と思いながら素通りしてました。
宿に到着して
なんとか宿を見つけて電波も繋がるようになりました。しかし、宿についてすぐに今まで抑えていた何かが一気に溢れ出して、「あ、インド出よう」と思い、その日の深夜ムンバイ発バンコク行きの飛行機を取りました。当時の気持ちとしては、安心できるところかつ、ご飯が美味しいところに行きたいでした。
この決断に至った理由は複合的な要素がいくつもあると思っています。
①宿の設備問題
かなり暑かったのにファンしかない、バケツに溜めた冷水がシャワー代わり
②これ以上お金を払ってまでSIMカードを買いたくなかった
+
③これまでのインド旅行で積み上がった小さなストレス(ご飯問題、移動疲れ)
④15日券の期限がもうすぐで過ぎること
本当に突発的に決めたことなので、宿について2時間足らずの出来事です。宿の人も不思議に思ったのか、「うちの設備に問題があったのか?」と心配してくれました。まあ理由の2割ぐらいはそれなんですけどね。
4Gの電波が拾えなかったので、宿のWi-Fiで呼んだUberでメトロの駅→空港まで行ければ勝ちでした。外に出てドライバーが見つからないトラブルがありましたが、なんとか駅までは着くことができました。唯一の思い出は、ムンバイのハイウェイをバイク80kmで爆走したことぐらいです。
空港にて
チェックインをしようとしたところ、タイから出国するチケットを求められました。タイでは最近オンライン入国カードが義務化されたようで、そこに出入国の便を書かないといけないからだと思います。とりあえずタイの滞在を1週間として、安かったのでそこから台湾に行くことに決めました。なので今後のプランはタイ→台湾になります。
自分でも驚くぐらい、あまりにも唐突な終わり方なインド編でした。総括や自分にとってのインドについては次の記事でまとめようと思います。では




