一日遅れですが、バレンタインの思い出について書こうと思います。毎度この時期になると、「懺悔」の気持ちに苛まれます。

 

高校2年の1月。この寒い時期に僕に春が訪れました。ある日女友達のOさんから、「IちゃんがSくん(僕)のこと気になってるらしいよ。」と話を受けました。そしてそのIちゃんは初デートでディズニーかイルミネーションに行きたいらしい。

 

う〜む…

 

はっきり言って顔も声も好みではなかったんです。それに当時は数ヶ月後から受験勉強が始まること、そして「初めての彼女は自分が好きになった人がいい!」というこだわりがあったので、誘いを受けるか考えあぐねていました。そして当時高校生で本当に金が無かった!月の小遣い5000円でやりくりしてたときにディズニー行こうなんて言われて、こっちの心情としては「は?」ですよ(親に話せばお金はくれたんでしょうが、謎の気恥ずかしさがあったのも理由です)。

 

Oさんが話の仲介役になってくれたので、場所をどうにかできないか、最初一対一は怖いからOさん(とその友人)も来てくれないかなどと交渉しているうちに1月が終了。Iちゃんから来たLINEもそっけない返信で終わらせてしまいました。

 

話はとっくに流れたと思って時は2月14日。いつものように教室から出ようとしたら、チョコを持って僕の方を見つめるIさんと一緒にいるOさん。ここが運命の分かれ道でした。

 

ここで僕は何をしたかというと、気付かぬフリして素通りしてしまったのです。間違いなくここが決定打。こうしてIちゃんの好意を踏みにじってしまったのです。

 

あの時デートの誘いに乗るorチョコを受け取るということをしておけば、

①Iさんの気持ちを踏みにじることは無かった

②高校生で彼女持ちという優越感に浸れた

 

Iさんの呪いなのか、大学生になっても未だ彼女無しという状況が続いています。Iさんにまた会うことはないですが、どこかで彼女の気持ちを供養してあげるべきだったのかもしれません。タイムマシンでやり直すなら絶対ココ!という苦い思い出です。