ちょいちょいこのシリーズやってるんですが、記事にしてたと思いつつ、念のため再度記事にします。

先日、お仕事車両のショベルカー(フォークリフトベース)のリアタイヤ(舵輪)の残り溝を記事にしました。

仕事の場所の都合から右周りが多くて、リアは左タイヤばかりが早く減る印象です。

なので、一箇所だけタイヤ交換したりと結構ランダムな交換をやっています。

でわでわ、ラスペネをハブボルトに吹いておいてからやっていきます。

基本的に、ホイールナットなどはライトトラック(2tクラスの小型)同等で締まってるので、トルクの有るエアーインパクトで車体から外していきます。

今回はリアタイヤを左右共に交換となります。




親父が生前にこの右タイヤを予備車両と交換していたのは知っていましたが、古過ぎてクワない!
溝もほぼ無いので右タイヤも交換になります!

このタイヤ、1994年製造…
そりゃクワないわ!!


リアのハブは、車両センターに対してキャリア(サブフレームみたいなモノ)が左右でシーソーみたいに動きます。
勿論、サスペンションなど無く、ダンパーもありません。
なので、ジャッキはリアのカウンターウェイトにかけます。

カウンターウェイトはこの車両は1屯ですが、高さを稼ぎたいので5屯のボトルジャッキを使用。

ホイールナット6個外して、作業場へ…

ウチの個体はエアータイヤ(チューブで空気入り)なので、タイヤ交換にはホイールを分解しないとタイヤ交換出来ません。

ホイールは割りホイールのため、車両への固定のホイールナット6個を外しても、別のボルトナットが6セットホイールに付いたままになります。

それらを外して、やっとホイールを割る(外側、内側のリムに分割)事ができます。


さすがにビードが張り付いてすぐ取れないので、隙間にマイナスなどのドライバーを差し込んでリムを剥がします。

↑の様に、チューブのエアバルブ側とは反対の方から浮かしていき、ホイールを分割。


これは左タイヤですが、同じ様に作業して内側、外側のリムを取り外しました。

タイヤの中には、チューブとフラップが入っています。


分割したホイールです。
左が車体外側のリム(エアーバルブ通す穴が有ります)
右が車体内側のリム(キングピンから漏れたグラスダラケ)

この後、ホイールを洗浄してみると、車体内側のリムはとても綺麗でした。
しかし、車体外側のリムは紫外線などにより塗装は何箇所も剥がれ、錆が発生していたためペーパーをかけてシャシーブラックで塗装しました。

その他、内外のリムを締結しているボルトナット、スプリングワッシャーなどを灯油ないし軽油でどぶ漬けして歯ブラシで洗浄。




洗浄後に脱脂して取付時に見える箇所だけ塗装しました。




その2に続きます