家業で使う小松製作所(現KOMATSU)の機械SD10-3ですが、もう何年もラジエターが漏れてました。
アッパーホースは希望の形が無かった為、ジョイントで無理矢理繋げました。
水道水を補充して誤魔化してましたが、限界…
新品のラジエターがまだ出るか確認するも、流石に自分と同じ様な年代の車両は出ません。
純正品番は「360-03-81110」
数年前にラジエター屋さんに連絡するも、この品番のラジエターは再生品の在庫無し。
現品修理で5日程との事…
仕事で稼働出来ないのは困ります…
悩んだ末、面倒くさがりながら隙間からメジャーで現品の寸法計測しました。
すると、ホース径はΦ34mmっぽい…
この時点で過去に日産車を乗ってた経験から日産系のラジエターの流用を考える…
スペース的に収まるサイズで、厚みも純正同様に有り、ホース位置の同じ物…
さすがに有りません…
ならばと考え、アッパーホースは取回し変更で何とかなりそうなので、ロワーホースの位置を確認。
すると、ハコスカ用の物が何となく合いそう!
ヤフオクでハコスカ用アルミ社外ラジエターが2マソで破格なのでゲット!
ホースも汎用のモノをさがも、これまたハコスカ用のシリコンホースが不思議と
安い値段で売っている為、ポチッと…
後は、車体へのマウント方法の検討…
概算の3辺寸法をメモしてホームセンターを物色…
L字断面のステーを発見し、昔の仕事で簡易治具作成で使っていた事を思い出し購入。
さて、やりますか!
先ずは現在搭載している純正の取り出し…
いきなりですが、取り出し成功!
取り出しの際、アッパーホース取付口がモゲました…
ここからダダ漏れだったのよねー…
タンクは真鍮製…
コアは何だろ?
クッソ重たい…
ラジエター左右にスポット溶接でフレーム兼取付ステーが一体となっています…
取付予定のラジエターと並べて…
純正の左右のタンクらしきモノはフレームで、これを真似して作ります。
L字断面ステーを高速カッターで切断…
新品のラジエターに仮組みし、ブチこんでみると…
あ!?
ラジエター下を通る油圧ポンプ用のペラシャに当たってる…
あれ?下部マウント用の四角ステー、採寸ミスった?と思い、再度純正ラジエターを確認すると
…
下部のタンク、左右で高さ違う…
それに合わせて、マウントのステーも高さ違う…
採寸したのは足の低くタンクの高い方…
つまり、マウント用の四角ステーの高さが足らない…
取り外しやら何やらで時間ばかり食い、夕方4時にスタートするも既に7時…
ホームセンターに電話で営業時間を確認してダッシュ!!
戻って来たら8時過ぎに再スタート…
ここからあーでもない、こーでもない、ホースバンドの径が小さいなど色々有りました…
夜11時半、干渉も無く何とか取付成功!
ロワーホースの取付の際、この位置にラジエターがあるとロワーホースを無理矢理曲げて、
別に装備されてるステアリング用油圧ポンプの駆動ベルトに干渉する事が発覚した為、
更に手間に10cm移動して取付ました。
アッパーホースは希望の形が無かった為、ジョイントで無理矢理繋げました。
このジョイント、ホース用をホームセンターで探してもちょうどいいサイズが有りません。
車で追加メーターの水温計用のセンター取付用フィッティングを流用しました。