天皇陛下・上皇様の御理髪掛を拝命していた緊張の10年間

 

         1882年創業のOHBAは、民間で初めての天皇家の

        御理髪掛を拝命し、親子3代にわたり拝命して来ました。

 

  祖父 大場 秀吉

        初代の御理髪掛 の 秀吉は、上海で西洋式の技術を学び

        田村町に洋館のサロンを経営。

        

        私 自身は、2007年~2017年の10年間

        今の上皇様と天皇陛下の御理髪掛を拝命していましたが、

        天皇陛下に 

        ハサミという刃物を持って 二人切りの空間の中で

        ヘアのカットを行う 緊張感 は もの凄く

        もし、少しでも皮膚にあたってしまったら・・・・・

        と思うと、毎回 ヒヤヒヤ・ドキドキしながら行って

        いました。

        信頼のもととは言え、風邪などをひいてうつしては行けない

        という強い思いから、一度もこの期間 風邪はひきません

        でした・・・

 

        静かなハサミで髪の毛を切る音だけが響く空間でした・・・