2月、ロッシー小川がスターダムを解雇された。

理由はスターダムの役職に就いておりながら引き抜き工作を行っていたためだ。


良く言えばヘッドハンティングになるかもしれないが、団体との契約中に所属団体の所属選手を増やすどころか減らそうとしているならば単なる背任行為だ。見たことあるか?他のスポーツでGMが辞めるからと言って選手・スタッフがどんどん移籍してしまうのを。

…正直、贔屓チームにこんなことはあった。しかし、正式に辞める前からこのような行為をするのは言語道断男がやる事だ。


そんな話はさておき…

そんなロッシー小川は新団体「マリーゴールド」を旗揚げする運びとなった。スターダム引き抜きにかろうじて成功した5人+2人の7人で旗揚げ戦を迎える…はずだった。

旗揚げ会見中、「アクトレスガールズ」の選手の面々とアドバイザーが来てしまったから大変な事態となった。

記者会見前日、アクトレスガールズ(以下、AWG)は翌日に重大発表があると告げていた。そして新団体「マリーゴールド」記者会見ラスト、AWGのアドバイザー・風香とエース格を含めた選手6名が会見場に現れ、参戦を希望した。

その直後、AWG側は退団は数日前に一方的に告げられ、多くの選手に引き抜き工作を行ったなどとした上で「補償問題も含め関係者と協議」とXにポストした。

しかし、風香は元々退団希望の選手に声をかけたのみで引き抜き工作を真っ向から否定。補償なども「証拠がある」などして徹底抗戦の構えすら見せていた。

結局、AWG側はポストを撤回し、引き抜きなども否定した。


AWGはその名の通り、女優がプロレスを行うプロレスエンターテイメント団体であり、完全なプロレス団体ではなかった。そのスタンスの影響で過去にも一部組織の解散や選手の離脱を経験している。

そんな中で起きた今回の大量離脱。一部報道では契約書は存在しないなどの報道もある。契約書が無いのに口約束で興行を行っているのならば、それはそれで問題がある。


これまでプロレスは幾度となく集合や離散を繰り返してきた。その一環ではあるのだろうが、これではパイの奪い合いに終結するまでだ。以下にしてライト層を作っていくか。今後のプロレス界がさらなる発展を見せるためには重要かつ喫緊の出来事である。


ちなみに、ロッシー小川が関わった団体で現在も生き残っているのはスターダムだけだ。さぁ、旗揚げ前から色々起こっているマリーゴールドは花開くのか?それとも散るのか?