私が今入院しております病院は、薬剤師さんが病棟ごとに担当が別れていて、私の病棟の担当は仮名「Aさん」という女性の薬剤師さんです。この方、外見お綺麗で「キャリアウーマン」とはこういう方の事だなとご想像していただければと思います。高身長高学歴(薬剤師さんですから。想像ですが)髪が長くて、歳の頃は30代半ば?という方です。私、ガンマナイフ治療を終えて、明日から元々アバスチンという点滴の予定でした。(この点滴、細胞を殺さない抗がん剤点滴で、ガンマナイフ治療した脳に壊死が広がらない為の治療です)分子標的薬と言って、体の特定のタンパク質に作用するだけなのです。アバスチンは、がんが大きくなる時に起きる、体に本来なかったがんのための血管が出来るの(新生血管と言います)を防いで癌の成長を遅らせるという意味の抗がん剤です)血管が出来ないイコール傷が治らないなので、アバスチン治療をしたあとは、特に体に傷を付けないよう気をつけます。私の明日の投与量は2週間が半減期(俗に言う効果がある期間)です。以前痔の手術をした時は、あらかじめアバスチン治療を中止しました)体重を元に投与量が決まるので、投与が明日ということで昨日のうちに体重を、看護師詰め所(ナースステーション)前にある体重計で看護師さん立会いで計っておいたのです。そうしたら、先程触れた薬剤師「A」さんがそれに気づき、ナースステーションで「さすがですねっ!!」と私の事を褒めたと言うのです。看護師さん曰く、「Aさんが他人を褒めるなんて無い」と。もう話してくれた看護師さんがこの時点で笑いをこらえられなくて笑い崩れているんです。確かに、Aさん、厳しい印象の方ですが、そこまで笑う?みたいにナースステーション周り全部爆笑なんです。薬剤師さんに抗がん剤処方時に「さすがですねっ!!」と褒められる癌患者、あまりいないかとネタにしてみました。