西部開拓のヒーロー。
「デイビー・クロケット/鹿皮服の男」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240708/06/taka-1-2you/af/9e/j/o0480048015460646114.jpg?caw=800)
『1813年。
合衆国陸軍ジャクスン将軍は、南部の開拓民を襲うインディアン鎮圧のため、西部のデイビー・クロケットに協力を求めた。
数ヶ月後、デイビーついにインディアンの首長を発見。無益な血を流したくないデイビーは、首長に一騎打ちを申し込んだ。』
1956年公開。
監督:ノーマン・フォスター。
脚本:トム・ブラックバーン。
製作:ウォルト・ディズニー。
出演:フェス・パーカー、バディ・イブセン、ベイジル・ルイスデール、ハンス・コンリード、ウィリアム・ベイクウェル、ケネス・トビー、パット・ホーガン、ヘレン・スタンリー、マイク・マザーキ。
西部開拓の英雄デイビー・クロケットの伝記作品。どうやらTVシリーズの映画化作品らしいです。
昔の作品のため、現在ては差別的と捉えられる表現や偏見が多く見られます。
デイビーはインディアンと戦い、その後はとある村で乱暴者を倒して村の治安官に。そこから州議会議員、国会議員となり、最後は再び戦場へ行き、テキサスの開拓民と共にメキシコ軍に立ち向かいます。
戦場でのデイビーも良いんですが、個人的に好きなのは政治家時代ですね。
自分の正義に従い、良いものは良い、悪いものは悪いとハッキリと言うのはとても気持ちがいいです。
政治家時代の話だけを映画にしても面白くなったかも。
辛かったのが最後のメキシコ軍との戦い。
開拓民と共に砦に立て籠もりながら戦っていましたが、ハッキリ言って勝ち目はありません。兵も弾薬も水も食料も足りず、長引けば長引くほどデイビー達の疲労は蓄積されていきます。
ボロボロになっていくデイビー達を見ているのがとても辛かったです。一瞬イケそうな気もしますが、そんなに甘くはありませんでした。
最後の歌がなんとも悲しい。
自分の信念を曲げず、どんなに不利でも諦めず、何よりも家族を愛する男。
今の時代でもカッコ良く思えました。