鹿皮服の男 | 日刊タカナリ

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おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

西部開拓のヒーロー。



「デイビー・クロケット/鹿皮服の男」



『1813年。
合衆国陸軍ジャクスン将軍は、南部の開拓民を襲うインディアン鎮圧のため、西部のデイビー・クロケットに協力を求めた。

数ヶ月後、デイビーついにインディアンの首長を発見。無益な血を流したくないデイビーは、首長に一騎打ちを申し込んだ。』


1956年公開。

監督:ノーマン・フォスター。

脚本:トム・ブラックバーン。

製作:ウォルト・ディズニー。

出演:フェス・パーカー、バディ・イブセン、ベイジル・ルイスデール、ハンス・コンリード、ウィリアム・ベイクウェル、ケネス・トビー、パット・ホーガン、ヘレン・スタンリー、マイク・マザーキ。


西部開拓の英雄デイビー・クロケットの伝記作品。どうやらTVシリーズの映画化作品らしいです。

昔の作品のため、現在ては差別的と捉えられる表現や偏見が多く見られます。



デイビーはインディアンと戦い、その後はとある村で乱暴者を倒して村の治安官に。そこから州議会議員、国会議員となり、最後は再び戦場へ行き、テキサスの開拓民と共にメキシコ軍に立ち向かいます。

戦場でのデイビーも良いんですが、個人的に好きなのは政治家時代ですね。
自分の正義に従い、良いものは良い、悪いものは悪いとハッキリと言うのはとても気持ちがいいです。

政治家時代の話だけを映画にしても面白くなったかも。



辛かったのが最後のメキシコ軍との戦い。

開拓民と共に砦に立て籠もりながら戦っていましたが、ハッキリ言って勝ち目はありません。兵も弾薬も水も食料も足りず、長引けば長引くほどデイビー達の疲労は蓄積されていきます。

ボロボロになっていくデイビー達を見ているのがとても辛かったです。一瞬イケそうな気もしますが、そんなに甘くはありませんでした。

最後の歌がなんとも悲しい。



自分の信念を曲げず、どんなに不利でも諦めず、何よりも家族を愛する男。

今の時代でもカッコ良く思えました。