警視庁アウトサイダー | 日刊タカナリ

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※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

元マル暴 ✕ 疑惑のエース ✕ 新米刑事。


「警視庁アウトサイダー」


2023年放送。全9話。

原作:加藤実秋「警視庁アウトサイダー」シリーズ。

脚本:高橋泉。

演出:木村ひさし、向井澄、日高貴士。

監修:石坂隆昌(警察)、西村光弘(関西弁)。

出演:西島秀俊、濱田岳、上白石萌歌、優香、野波麻帆、長濱ねる、長田成哉、ワタナベケイスケ、小松和重、福士誠治、日野陽仁、石田ひかり、伊藤高史、井本彩花、柳葉敏郎、片岡愛之助、斎藤工。


刑事課に異動させられた元マル暴の刑事・架川英児、秘密を抱えるエース刑事・蓮見光輔、公務員になりたかっただけの新米刑事・水木直央。
この3人が協力して様々な事件を解決していく中、10年前に起きたある事件の真相に迫っていく。


まず注目すべきは出演者です。
テレビ朝日のドラマだからか、仮面ライダーやスーパー戦隊などの特撮作品出演者が結構出演しています。

「仮面ライダーリバイス」の井本彩花、「劇場版 仮面ライダー鎧武」の片岡愛之助、「騎士竜戦隊リュウソウジャー」の長田成哉、「劇場版 仮面ライダーゼロワン」の福士誠治、「シン・ウルトラマン」の斎藤工、そして「仮面ライダーBLACK SAN」の西島秀俊と濱田岳。

さらに各話のゲストに、「仮面ライダーセイバー」の川津明日香、「仮面ライダーエグゼイド」の黒崎レイナ、「仮面ライダー鎧武」の吉田メタルなども出演。両手にドリアンは不自然だけど面白すぎるwww

さらにさらに、声優の福山潤と加藤英美里まで出演。バー「ルルーシュ」てwww



中心になってる事件は10年前の殺人事件ですが、それぞれの話のメインになってる事件もとても面白いです。
ハウスキーパー刺殺事件、パリピ女性殺人事件、独身女性失踪事件などなど、多くの複雑な事件を独特な捜査で解決に導いていきます。

架川は血がダメで、見ると気絶しちゃうんですが、刑事でそれなのが面白い。それでどう捜査するのかが毎回楽しみでした。自分の血もダメとか、普通に生活に支障きたすレベル。
さらに水木の演劇部設定は、最初はギャグかと思いましたが、それが結構捜査に役立っていたので驚きました。最終回も割と重要になってましたね。

1話のプロレスラーとの絡みとプロレスラーなみのアクション。
最高でしたね。

注目キャラクターは柳葉敏郎。
架川の先輩刑事なんですが、ある闇を抱えています。しかし架川に対する親のような愛情と気遣いには嘘はありませんでした。
4話のあれは衝撃的でした。



10年前の事件ですが、思った以上に複雑な事件でした。

暴力団と政治家、警察が裏で絡み、真相に近づけば消されます。揉み消しし放題です。真相が明るみにならないのも当然。
だけど、遅かれ早かれ真相は明るみになったと思います。恐らくもう耐えられなかったでしょうし。

そこを架川達はどのようにかわし、真相を真犯人に突き付けるのか。
これは架川の交友関係と人徳、水木の誠意、そして蓮見の執念が犯人側より勝っていましたね。ムダな事なんて一つもありません。小さな積み重ねが、大きな結果に繋がります。

素晴らしいチームワークでした。
だけど、水木は辛かったろうな。



仮面ライダー好きは大興奮でしたし、真面目な捜査の話とそうじゃない話の緩急がいい感じだったので、見ていて楽しかったです。毎回目が離せませんでした。

この3人の捜査をもっと見たいと思えるくらいに好きなドラマになりました。


“しげるのブラックコーヒー”欲しいw