オペレーションメテオ | 日刊タカナリ

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おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

地球に送り込まれた5人の少年達の記録。


「新機動戦記ガンダムW  オペレーション・メテオ」


1996年発売。全2巻。

原作:矢立肇、富野由悠季。

監督:池田成。

シリーズ構成:隅沢克之。

キャラクターデザイン:村瀬修功。

メカニカルデザイン:大河原邦男、カトキハジメ、石垣純哉。

演出:原田奈奈。


テレビシリーズ全49話を、キャラクターごとの名場面でまとめた作品。
第1巻は1話〜28話、第2巻では29話〜49話までが収録されていて、それぞれ「ODD NUMBERS(ヒイロ、トロワ、五飛)」と「EVEN NUMBERS(デュオ、カトル)」で分かれています。



注意しなければいけないのが、この作品は総集編ではなくて名場面集であるという事。

ストーリー関係なく、ただそのキャラクターの名場面で構成されているため、ストーリー展開は全く分かりません。しかもキャラクターによっては名場面が同じな部分もあり、そこでは同じ場面が使われます。ヴァイエイトとメリクリウスのとこだったり、デスサイズヘルとアルトロンのとこだったり。正直時間の無駄です。

特に1巻は酷い。
ストーリー無視なので、なんでそういう展開になったのかが全く分かりません。
全話見て内容は知っていますが、完全にファンムービーです。

そもそもキャラクターごとに分けた理由が分からない。ストーリーがわからないのがすごく気持ち悪い。
順番通りに編集すれば、名場面を見れた上にストーリーの流れも分かるんですけどね。



1巻は酷い編集ですが、2巻は比較的良いです。
同じスタッフとは思えません。

キャラクターごとなのは変わりませんが、1巻よりはストーリーが分かります。そして、アガる名場面がちゃんと入ってます。前半は5人に迷いがあって不安になりましたが、後半ではこれからの戦いへの決意が見えて心が熱くなりました。
OZや連合などの内部事情も入れていたのも良かったです。いきなり出てきたドロシーとカーンズは気になりましたけど。

ヒイロとゼクスの最終決戦ですが、ここはテレビシリーズとあまり変えずに入れていたので安心しました。何度見ても熱い戦いです。ヒイロの戦い方がテレビシリーズ序盤と明確に変わっているの良いですよね。

あと2巻には新規カットがあります。
最終話の数時間後ですね。
5人共戦争の終わりに安堵していましたが、この後に「Endless Waltz」があると思うと、ワクワクすると同時になんか虚しくなりましたね。



総集編にしても名場面集にしても、正直出来はよくありません。ガンダムW好きなんですが、私はあまり支持できません。

だけど「Endless Waltz」また見たくなりました。