未完成ラブロマンスの真相 | 日刊タカナリ

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おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

“真実はワインにあり。たしか……イギリスの諺でしたな。”



「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX  8」



2003年放送。第17話・第18話収録。

脚本:櫻井圭紀、藤咲淳一。

絵コンテ:小倉陳利、吉原正行。

演出:下司泰弘、吉原正行。

作画監督:中村悟、丸山宏一。



第17話「未完成ラブロマンスの真相」

『ロンドンで国際テロ対策協議に出席した荒巻と少佐。仕事を終えた二人は、荒巻の昔なじみの女性がいるワインファンドを行っている銀行に立ち寄った。
そこで荒巻は、銀行上層部内のある疑惑を知る。』


ロンドンが舞台の話で、今回の主人公は荒巻です。
昔なじみの女性と再会し、そのタイミングである事件に巻き込まれます。少佐はすぐに荒巻救助に動きますが、国外のため目立って動く事が出来ず、裏からの密かな救助を決行します。

一方の荒巻は、さすが9課の課長ですね。
今の状況を瞬時に理解し、銀行内部と手持ちの武器や道具を駆使し、生き残るための最善の策を実行。
荒巻が命令してた犯罪者達が、荒巻の頭のキレ、説得力に驚いていたのは、見ていて気持ち良かったです。
少佐の珍しい色仕掛にも注目。

深くは語られませんが、あの女性との関係性。
切なかったです。



第18話「暗殺の二重奏」

『来日中の中国財務次官の暗殺予告の対応に追われていた公安9課。そんな中荒巻は、旧友の元陸自調査部長辻崎一佐の七回忌に向かった。そこで荒巻は、辻崎の娘サオリと対面。
荒巻はサオリに、弟ユウの不審な行動の調査をお願いされた。』


今回の話も主人公は荒巻です。
中国財務次官暗殺計画を捜査していたら、私情だから調べるつもりがなかったユウの不審な行動が事件に関係していました。
今回は関係ないと思っていた問題は、実は一つの問題だったパターンです。

どのように暗殺をするつもりなのか。
ユウに一体何があったのか。
辻崎一佐は何を考えていたのか。

目的のためとは言え、子供を利用するのはどうなんでしょうか。ユウが同調したとは言え、自分の子供を犯罪に巻き込むなんて。
暗殺計画は面白かったですが、親として見たら、辻崎一佐の行為を肯定することは出来ません。

せめて、ユウの人格が無事であることを祈る。



次回。

北方マフィアによる集団拉致事件勃発。