ドラゴンゲート | 日刊タカナリ

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※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

60年に1度、黄金都市は姿を現す。



「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」



『ジャオ・ホワイアン率いる義士と、皇帝の子を身籠り逃走した女官を追跡する西廠の頂点であるユー・ホアティエン、60年に1度甦る都の秘宝を狙う盗賊団。
それぞれの思惑が交錯しながらも、天は荒れ、大地は揺れる。』


2013年日本公開。

監督・脚本:ツイ・ハーク。

出演:ジェット・リー、ジョウ・シュン、チェン・クン、リー・ユーチャン、グイ・ルンメイ。メイヴィス・ファン。



1995年日本公開「ドラゴン・イン」の後日譚。

前作を見なくても理解は出来ますが、朝廷の内部調査をする“東廠”や、国中を監視下に置いて罪のない国民を陥れている“西廠”などの仕組み、それによる戦いなどは、1回見ただけで理解するのはなかなか困難だと思います。

私前作は見ていないんですが、もしかしたら前作を見てからの方がより話を理解出来るのかも。



主演はジェット・リーなので、アクションは問題ありません。最初の戦いから良かったです。あの督主意外と強かったな。

意外と良かったのが、情報屋のフォンと盗賊団のチャン。
ユーと瓜二つなフォンに周りが騙されていくのが気持ち良かったですし、チャンはキャラクターが面白い。女性が屈強な男を従えているのが好き。

アクションは全体的に3Dを意識したものになっています。それ故に、若干描写が不自然だったりもします。
楽しいですけどね。



ただ、逃走した女官の話と、秘宝の話が上手く混ざりあっていません。無理やり秘宝の話をくっつけた感じがします。
女官の話と秘宝の話、二つを合わせる必要は無かったように思えました。秘宝の話は正直おまけです。秘宝が無くても話は成立します。

邦題やあらすじが、秘宝寄りのものになっているため、違和感を感じた人は多いはず。
朝廷全体で秘宝を求めているという設定にするだけで、印象は結構変わったかも。



話はまぁまぁですが、3Dで見たらこれは楽しかったでしょうね。

キャストは違いますが、前作「ドラゴン・イン」も気になってきました。