ゾイドーZOIDSー | 日刊タカナリ

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※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

少年と少女と、オーガノイドの大冒険。


「ゾイドーZOIDS ー」



1999年9月~2000年5月放送。第1部全34話。

原作:トミー。

監督:加戸誉夫。

シリーズ構成:隈沢克之。

キャラクターデザイン:坂崎忠。

アニメーション制作:XEBEC。


2023年5月からTOKYO MXで再放送されていて、好評だった事からYouTubeでの配信もスタート。
私はYouTubeの方で鑑賞しています。

尚配信に関しては、本編はそのままですが、オープニングは“著作権法第67条の2項第1項の規定に基づく申請を行い、同行の適用を受けている”と、映像にテロップで明記されています。

エンディングは、現在曲の一部が“孤児著作物”(権利所持者が特定出来ない著作物)となっているため使用が出来ません。ですので、劇中BGMがエンディング曲として使用されています。


今回は第1部〈少年編〉の感想となります。



ストーリーは、金属生命体ゾイドが好きな少年バンが、遺跡でオーガノイドのジークと謎の少女フィーネと共に、彼女の過去に関係あるとされる“ゾイドイヴ”を求めて旅をするというもの。

旅をしていく中、黒いオーガノイドを連れているレイヴンと出会ったり、へリック共和国とガイロス帝国の戦闘に巻き込まれたりします。


1999年の地上波放送以来の鑑賞で、当時はストーリーとかキャラクターの良し悪しはあまり考えてなく、ただただ「ゾイドかっこいい」としか考えていませんでした。
大人になって改めて見ると、あの時感じなかった多くのものを感じました。



まずはキャラクター。

ジークをしつこく狙っていたアーバインですが、仲間が出来た事により、頼れるアニキになりましたね。最初の頃に比べたら別人のよう。
声が藤原啓治さんというのがまた最高。

ムンベイも、勢いで行動しているような感じがして不安でしたが、途中からはバンとフィーネのお姉さんになってましたね。
バンを叱る所とかまさにそうでしたね。

フィーネは、放送当時は“かわいい”という印象しかありませんでしたが、回を重ねるにつれて面白いキャラクターになっていきました。ムンベイのノリに乗っかったり、バンの悪い所を学習したり。
過去設定も面白いです。

主人公のバンに関しては、私は良い印象が持てませんでした。
すごくいい加減で行き当たりばったりです。当たって砕けろタイプ。それで何度失敗しても学びません。“生きてるから大丈夫”ではないです。仲間を危険にさらす恐れのある自身の行動を、もっとよく考えて欲しかったです。
放送当時はそこまで考えて見ていませんでしたが、大人になって見たら結構イラッとくるキャラクターでした。



作品のメインとなるゾイドですが、どれも非常にカッコいい。

シールドライガーもセイバータイガーもコマンドウルフも大好きなんですが、個人的にお気に入りはレイヴンが乗るジェノザウラー。
放送当時から好きでしたが、大人になって見てもカッコ良かったですね。荷電粒子砲発射形態がたまらなく好き。

そんなジェノザウラーとブレードライガーの決戦。
心が熱くなりましたね。互いにボロボロなのがまた良い。意地でも荷電粒子砲を当てようとする執念。
最高でした。


ストームソーダーのパイロットがあの2人というのも良い。
最初の頃から比べたら別人になりましたね。



先週から第2部がスタートしています。
大人になったバンとフィーネ、そしてジークは、次はどんな冒険に出るのか。
“ゾイドイヴ”とは何なのか。

これからも楽しく見ていこうと思います。

それにしても懐かしいな。