アンダーワールド:エボリューション | 日刊タカナリ

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※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

VS最凶の混血種。



「アンダーワールド:エボリューション」



『吸血鬼の長老ビクターに復讐を果たした事により、同族から追われる身となったセリーン。
それと同時期に、眠りの期間に入っていた長老マーカスは、狼男の血で混血種として甦ってしまった。狼男の弟のウィリアムを復活させるため、マーカスは同族をも殺し始めた。』


2006年公開。

監督・原案:レン・ワイズマン。

脚本・原案:ダニー・マクブライド。

出演:ケイト・ベッキンセイル、スコット・スピードマン、デレク・ジャコビ、スティーヴン・マッキントッシュ、シェーン・ブローリー、ビル・ナイ、トニー・カラン。



シリーズ第2弾。
前作「アンダーワールド」の続編。

一応前作のあらすじは入っていますが、当然ながら前作を見た方が世界観や設定はより理解出来ます。

R‐15指定作品のため、血が吹き出したり、傷の断面が見えたりと、結構グロテスクな表現が描写されています。



全体的に前作より登場キャラクターが少なく、組織的な戦いもあまりないため、前作より複雑ではありません。
前作登場した吸血鬼や狼男はほとんど登場せず、登場したとしてもすぐに退場します。

その代わり、吸血鬼と狼男の戦いを知っている人間が関わってきます。この人間が割と重要です。人間と言っても特殊すぎますけど。

人間とセリーンが一緒に戦ってるのはなんか不思議でした。


メインはやはり、混血種として甦ったマーカスとの戦い。

そのマーカスの悪魔みたいなデザインは良かったですね。気持ち悪くて残虐で。
吸血鬼要素が強いような気もしますが、嫌いではないです。



マーカスの弟である狼男のウィリアムも終盤に復活しますが、扱いが残念すぎる。
大したドラマもないまま、ただの狼男として終わります。

最後まで引っ張っておいてこの扱いは非常に勿体ない。
ウィリアムの復活にもっと重要な意味を持たせて欲しかったです。

あと、そんな強そうには見えない。
単純にデカくしただけでも良かったと思う。



正直前作より物足りなかったです。
もっと敵味方入り乱れて、戦況を複雑にして欲しかったです。