ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 | 日刊タカナリ

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※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

仲間のため、友のため、家族のため。


「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3」


『ガモーラを失ったことにより、毎日酒に溺れていたピーター・クイル。ガーディアンズの面々は「仕方ない」と思いながらもピーターを見守っていた。

そんな時、ソヴリン人のアイーシャによって作り出されたアダム・ウォーロックがノーウェアを襲撃。それにより、ロケットは重傷を負ってしまう。』



2023年公開。

監督・脚本:ジェームズ・ガン。

原作:ダン・アブネット、アンディ・ランニング『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』。

出演:クリス・プラット、ブラッドリー・クーパー(声)、ヴィン・ディーゼル(声)、デイヴ・バウティスタ、ポム・クレメンティエフ、カレン・ギラン、ショーン・ガン、ゾーイ・サルダナ、チュクウディ・イウジ、ウィル・ポールター、リンダ・カーデリーニ(声)、エリザベス・デビッキ、シルヴェスター・スタローン。



MCU第32弾。シリーズ第3作目。 
大事な仲間であり家族でもあるロケットのために、ガーディアンズの面々はロケットと因縁のあるハイ・エヴォリューショナリーに立ち向かう。 

最近のMCUだと、これまでの作品をほとんど見ている事が前提で話が進んでいましたが、今回はそこまで見なくても大丈夫です。
1作目と2作目だけで十分理解出来ます。



予告見ても分かる通り、今回はロケットの話です。
ロケットがどのようにして生まれ、ハイ・エヴォリューショナリーとの間に何があったかが初めて描かれます。

メチャクチャ重いし苦しいです。動物が傷付くのが苦手な人にはかなりキツいかも。だけどその動物に泣かされました。遊んでるとこや再会のとこはすごい良かったです。



そのハイ・エヴォリューショナリーですが、MCUの中でも上位に食い込むほどのド外道です。命を命と思っていません。気に入らないとすぐに処分します。そこに可哀想という感情は一切ありません。物と同等です。

だけど彼には「悪い事をやっている」というのは無く、研究熱心なだけなんですよね。研究内容ややり方は問題アリですけど。カウンター・アースはさすがに異常。

ロケットに執着する理由も研究者ならではでした。確かに閃きは重要。



ロケットのために全力で動くガーディアンズに最初から胸が熱くなりました。仲間ではなく、もう家族以上に家族です。心が繋がっています。ロケットの事を全て知らなくても、「酷い事をされた」という事実だけで、動く理由としては十分ですよね。

ロケットきっかけで、何も言わずに全員が同じ方向を向き、戦いに赴く姿には鳥肌が立ちました。
本当にカッコいい。大好き。


アクションも非常に素晴らしい。
ピーターとグルートの乱射、ガーディアンズの廊下での乱闘、ハイ・エヴォリューショナリーとの決戦。
全てのキャラクターに見せ場がありましたし、激熱でした。ワクワクしました。

そして良い所で活躍したクラグリンとコスモ。この2人はついにヒーローになりました。大活躍すぎて涙が出ました。これを待ってました。



ロケットが全てを受け入れ、成長したのは本当に嬉しくなりました。
決戦時での名乗り、そして、心身共にガーディアンズでありヒーローなんだと確信できた決戦時に言い放ったあの言葉には痺れましたね。ロケットも紛れもなくヒーロー。

前から好きでしたが、今回でロケットがさらに好きになりました。



予告の時点ですごく不穏で、「観たいけど観たくない」という心境でしたが、劇場で観れて本当に良かった。悲しい所は悲しかったですが、それ以上に笑って、泣いて、歓喜出来ました。MCUを追ってきて心の底から良かったと思えました。

MCUの中で一番好きです。「エンドゲーム」以上かも。

ありがとうガーディアンズ。
ありがとうジェームズ・ガン。