花の詩女 ゴティクメード | 日刊タカナリ

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※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

少女は後に、“花の詩女”として後世に名を遺す。


「花の詩女 ゴティクメード」


『惑星カーマインの少女ベリンは、新たな女性指導者“詩女”となった。彼女は神官達と共に、最初の公務として聖都「ハ・リ」へと旅立った。
しかしベリンを狙うテロ計画があった事から、ドナウ帝国第三皇子トリハロンが警護として彼女の旅に同行することになった。』



2012年公開。

監督・脚本・原作・絵コンテ・原画・レイアウト・デザイン:永野護。

製作:井上伸一郎。

音楽:長岡成貢。



詩女となった少女ベリンと、その護衛を担当することになった皇子トリハロンとの相互理解が描かれた作品。

設定などが「ファイブスター物語」と共通している部分が多かったため、後にその歴史に組み込まれた作品のようです。
設定が複雑で世界観はかなり壮大ではありますが、「ファイブスター物語」を知らない方でも理解出来る内容になっています。 
宇宙全体の話ではなく、ベリンが詩女となり、都に行くまでの事柄に焦点が当たっています。



何も知らない方にとっては、期待するのはロボットの“ゴティクメード”の戦いではないでしょうか。

しかしゴティクメードの戦いは全体の1~2割程度しかありません。正直もっと見たかったですね。駆動音とかたまりません。
複雑で独特なデザイン、機械的なアクション、美しさが非常に素晴らしい。種類も色々あって、すごい興味が湧きました。
最近のロボットアニメでこういうアクションはあまり無いですね。

可変機がすごい気になる。



ゴティクメードの戦いは少なかったんですが、話自体が割と面白かったので最後まで飽きずに観れました。

考えや文化の違いから度々衝突してしまうベリンとトリハロン。しかし自身の欠点を認め、相手の良さを尊重し、互いに歩み寄ります。

何気ないやり取りで、ロードムービーとしてよくある展開ではありますが、これを異星、異種族間でやっているというのが面白い。
平和のために戦いたくはないが、戦いを避けられない時もある。
難しい問題ですよね。



ファイブスターを全然追っていないので、原作にかなり興味が湧いてきました。

この話は何巻で関わってくるのだろうか。