フレンチ・ディスパッチ | 日刊タカナリ

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おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

架空雑誌の最終号。



「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」



『国際問題からアート、ファッション、グルメなどを深く追及した記事が人気の雑誌「フレンチ・ディスパッチ」。
しかし編集長がある日突然亡くなった。編集長の遺言により、「フレンチ・ディスパッチ」は廃刊が決定した。』



2022年公開。

監督・脚本:ウェス・アンダーソン。

出演:ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントン、フランシス・マクドーマンド、ジェフリー・ライト、オーウェン・ウィルソン、ベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、レア・セドゥ、ティモシー・シャラメ、リナ・クードリ、マチュー・アマルリック、スティーブン・パーク、クリストフ・ワルツ、エドワード・ノートン、ジェイソン・シュワルツマン。



ウェス・アンダーソン監督作品。
架空の雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の最終号に掲載された記事が、オムニバス形式で描かれた作品。

描かれている記事は大きく分けて3つ。

「ある囚人芸術家の紹介」
「学生運動のリーダーとその会計係の恋の記録」
「美食家の警察署長とお抱えシェフを中心に起きたある事件」

話と話の間で編集長との話し合いを入れ込みながら、物語は進行します。個人的にはこの話し合いが割と好き。



映画なんですが、キャラクターが観客を見ているようなカメラ目線で会話したり、セット撮影と分かるように映していたりと、全体的に舞台劇を見ている感じです。

独特なカメラワークでしたし、視覚的に面白い事が盛り沢山だったので、最後まで飽きなかったです。



どの話も面白かったんですが、個人的に好きなのは芸術家の話。

モノクロとカラーを効果的に使っていて美しかったですし、キャラクターも魅力的でした。レア・セドゥがあそこまで身体張るとは思いませんでした。
あの芸術家の作品、どう見たらいいか分かりませんが、なんか好きですね。

あと最後のシェフの話、途中からアニメになったんで驚きました。
最終的に「料理は?」てなるのも良いw


非常に独特で個性的な作品なので、かなり好みは分かれると思います。

私は嫌いじゃないです。このテンポ感好き。