ジャミング・ウィズ・エドワード | 日刊タカナリ

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おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

天才ハッカー、ラディカル・エドワード。
正体不明のその人物は、崩壊寸前の地球にいた。


「カウボーイ・ビバップ 3」


『スパイク達は1200万の賞金首・デッカーを追っていた。フェイはいち早く見つけるものの、デッカーの爆薬により追跡不可能な状態にされてしまった。
一方スパイクは、情報収集のためある酒場にいた。そこでスパイクは、V.T.と呼ばれる女性トラッカーと出会い意気投合した。しかし、スパイクが賞金稼ぎであることを知ったら態度が一変。
彼女は、賞金稼ぎが大嫌いだった。』




「カウボーイ・ビバップ」第3巻。

第7話~第9話収録。


ビバップの面々は、天才ハッカーを仲間に迎えます。(勝手に乗り込む。)




第7話では、V.T.と呼ばれるトラック運転手が登場。スパイク達と協力して賞金首を追います。

V.T.が結構いいキャラクターです。女性トラック運転手ですが、本名不明で、仲間の間では姉さん的な立場の女性です。一声かければ、彼女を慕う仲間からすぐに情報が舞い込んできます。
個人的にこういうキャラは好きですし、憧れますね。

トラックの追跡劇も熱いです。
所々流れるメタルがまた物語を盛り上げますね。

さらに、賞金首デッカーのせいで小惑星に閉じ込められてしまいますが、スパイクの無茶苦茶な脱出方法が飛び出します。
スパイクのこういう無茶なとこ好きです。平然とそれやるのがすごい。

この話は普通に好きですね。



第8話では、道を踏み外した男が妹のために全てを敵に回します。

前回と違い、これは少し切ない話です。
目が見えない妹のために、ヤクザ的な組織が取引に使うために持ってた、その病気に効くとされる植物を盗む男。
今回スパイクは、その男・ロコと出会います。強くなりたいという理由でスパイクに近付き、二人は師弟関係となります。
しかしロコには秘密があり、スパイクはロコに銃を向けることになります。

話の展開としては少々ベタですが、心にグッとくる話ですね。
ビバップらしい切なさがありました。

ちなみに今回、久しぶりに(描かれるのは初めて?)賞金をゲットします。
賞金の受け取りってあんな感じなんですね。



第9話では、天才ハッカー“エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世”がついに登場。

人工衛星をハッキングし、ナスカの地上絵のようなものレーザーで描いた犯人の賞金を手に入れるため、崩壊寸前の地球に来たスパイク達。
情報を集めようとするが、情報は全てバラバラ。所在も分からなかったため、お手上げ状態に陥ります。
しかしその真実は意外なものでした。

スパイク達の仲間になるエドがついに登場し、スパイク達と協力してある作戦を行います。
エドの天才ぶりと、スパイクの操縦技術がかなり光っていた話でしたね。
話や表現なんかは、なんとなく「攻殻機動隊」みたいでした。



これでついに4人と1匹揃いました。
これからはこいつらが物語をかき回します。



次回。

ジェット、故郷に帰る。