「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」
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『東京ビッグシティマラソンの事件での顔認証作業の直後、鑑識・米沢は、マラソン参加者の中に逃げた妻・知子を見つけた。
米沢はすぐにマラソン会場に向かい、知子の住所などを知った。知子の自宅の前まで行くも、中に入ることは出来なかった。
その翌日、米沢は驚愕の電話で飛び起きた。
知子が部屋で亡くなっていたのだ。』
人気ドラマ「相棒」初のスピンオフ作品です。
鑑識・米沢が、知子の死をきっかけに、新わかりました。たな相棒と手を組み、警察の闇に挑みます。
主演に六角精児。
共演に萩原聖人、市川染五郎、紺野まひる、片桐はいり、伊武雅刀。
そしてご存知、水谷豊、寺脇康文。
六角さんの魅力満載な作品となっています。
演技だけでなく、ギターの弾き語りまで披露していて、ファンにはたまらない内容です。
六角さんの歌なんていうのはよく「タモリ倶楽部」で聴きますけど、やっぱりいいですね。
今回米沢の相棒になるのは、被害者ととても親しかった所轄刑事ですが、
そういう人が捜査に関わるとどうなるかがよくわかります。
頭に血が昇って冷静な判断が出来ずにいました。
ろくに証拠も揃えずに、犯人と思ったらすぐにその人に言いに行くとか、頭の悪い、後先考えない行動が目立ちます。
そんな相棒の尻拭いが、今回の米沢の仕事と言ってもいいですね。
解析、推理などの知恵はほとんど米沢です。
相棒は熱意しかありません。
ですので、米沢の活躍がより光ってます。
米沢さんの私生活が見れるのも魅力ですね。
おそらく六角さんはリアルにああいう生活してると思いますw
水谷豊、寺脇康文のお馴染みの相棒も登場し、作品をより一層強固なものにしています。
あまりしゃべらないし、ほんの少しの登場ですが、それでも作品がビシッと引き締まります。
ただ一点。
犯人を見つけ出す方法「犯人しか知らない情報を犯人の口から語らせる」というのは、
その方法をやる前に話すべきではないと感じました。
話さなければ、犯人がわかった時の衝撃に加えて、その方法に対する感心も生まれるので、
話してしまったのは惜しかったと思います。
それでも面白かったですけどね。
犯人がわかった時の衝撃だけでも十分よかったです。
事件捜査に関しても二転三転してましたし。
なかなか楽しかったです。
久しぶりに劇場版1を見たくなりました。