大人になったり、家庭を持ったりすると

「死亡保険は必要だから、何かしら入っておけ」 

と言われる機会が多くなるかと思います。

 

でも死亡保険といっても色々な種類がありますよね。

終身保険や養老保険、定期死亡保険などなど、

たくさんあるから正直言って何を選べば良いのか分からないんですよね・・あせる

 

そんな時に管理人takaが最もお勧めしているのが

「収入保障保険」です。

 

保険料が安く、無駄な保障が少なくて使い勝手が良いため、

相談を受けた際は多くの方にお勧めしています。

 

ここではそんな収入保障保険について

  • どんな内容の保険なのか
  • メリット部分とデメリット部分について
  • どんな人に必要なのか

などを解説していきたいと思いますので、

興味がある方は是非ともチェックしてみてください!

 

 

収入保障保険ってどんな保険なのか

 

 

収入保障保険とは

簡単に言うと 一家の大黒柱が死亡した時に、

毎月保険金を受け取ることができる という

掛け捨て型の保険商品です。

 

 

毎月受け取る保険金(年金月額)をいくらにするかは契約時に決められますが

大体10万円~15万円にする人が多いです。

 

 

そしてこの収入保障保険で最もおさえておくべきなのは、

他の定期保険や終身保険と異なり、貰える保険金額の総額が

時期によって変動するという点です。

 

 

例えば年金月額10万円、30歳から30年間(60歳)という期間の契約の場合、

35歳で死亡すると残り25年の間は毎月保険金を受け取ることができるため、

12ヶ月×25年×10万円=3,000万円

を受け取ることができます。

 

 

ですが、もし50歳で死亡した場合は

残り10年間しか保険金を受け取ることができないため、

12ヶ月×10年×10万円=1,200万円

しか受け取ることができません。

 

 

以下のイラストのようなイメージを持ってもらえると分かりやすいかと思います。

 

 

このように、収入保障保険は3角形で表現されることが多いです。

 

 

これまでの説明で

被保険者が死亡する時期によって

受け取れる保険金総額にかなり違いが出てくる・・

ということは分かっていただけたかと思います。

 

 

「え、でも時間が経つごとに貰えるお金の総額が少なくなっていくなんて嫌だな・・」

と思うかも知れません(私も最初思いました)が、

このような仕組みにすることで保障の無駄をなくし、

保険料をかなり安くすることができているのです。

 

 

家庭で必要となる保険金は、

子供の成長と共に段々と減ってくるものです。

 

 

子供が生まれたばかりの家庭と

もうすぐ大学を卒業するような家庭では

今後必要となる保険金額は異なることが分かりますね。

 

 

つまり、子供の成長に伴い、

家庭で必要となる保険金額は少なくなっていくのです。

 

 

そのような家庭の状況にピッタリと合わせた生命保険が収入保障保険なのです。

 

 

収入保障保険のメリットについて

 

収入保障保険には以下のようなメリットがあります。

 

  1. 死亡保険の中でも保険料が特に安い
  2. 保障に無駄が少ない
  3. 年金受取や一括受取など、受取方法が豊富
  4. 生命保険料控除が使えるため、税金を安くできる

 

まず注目すべきは「保険料の安さ」です。

 

 

死亡保険には終身保険や養老保険、

定期保険、収入保障保険などがありますが、

この中でも特に保険料が安いのが収入保障保険です。

 

 

個人的な考えですが、保障に回す保険料は出来るだけ少なくし、

残りはつみたてNISAなどの投資に回した方が良いと考えていますので、

保険料が安いというのはそれだけで大きなメリットとなっているからです。

 

 

ちなみに、この4種類の中では

掛け捨ては定期保険と収入保障保険の2つだけです。

 

 

定期保険も収入保障保険も

「子供が成人になるまで」「老齢年金を貰いだすまで」

というような似たような使い方をする保険商品ですが、

定期保険よりも収入保障保険の方が保険料は安くなっています。

 

 

 

 

定期保険よりも保険料が安い理由としては

「保障の無駄がない」ということですね。

 

 

定期保険は死亡保険金が何年経っても一定なのに対し、

収入保障保険は年々受取総額が減っていくという仕組みになっています。

 

 

家庭の状況に合わせているため、

合理的で無駄がない保障の形になっています。

定期保険よりも保険料が安いのもうなずけます。

 

 

 

 

また、意外とありがたいのが「保険金の一括受取」です。

収入保障保険は基本的に毎月保険金(年金)が支払われる仕組みになっていますが、

こちらの希望によっては一括で受け取ることも可能となっています。

 

 

これにより、子供の大学入学費用として利用したり、

病気などで急に大きなお金が必要になった場合などにも

対応できるようになっているのです。

 

 

ただし、一点注意点があります。

それは「年金受取よりも一括受取の方が保険金の受取総額は少なくなる」 

ということです。

 

 

例えば年金受取だと総額で500万円が貰える場合でも、

一括受取にしてしまうと400万円くらいになったりします。

 

 

そのため、どうしても必要という時以外は、

一括受取ではなく年金受取を選択した方が賢い選択を言えるでしょう。

 

 

 

 

あとは「生命保険料控除が使える」という点がメリットですね。

収入保障保険に加入して支払った保険料は

生命保険料控除として控除の対象になるため、

所得税や住民税の額を抑えることができるのです。

 

 

これは長い目で見れば大きな節税効果となりますので、

収入保障保険に入った際は忘れずに利用するようにしましょう。

 

 

収入保障保険のデメリットについて

 

  1. 保険料が掛け捨て(ただし、これはメリットでもある)
  2. 満期近くで死亡した場合、少ししか保険金を受け取ることができない
  3. 少し税金がかかってしまう場合も

 

収入保障保険は保険料が非常に安いですが

その代わりに「掛け捨て(払った保険料が返ってこない)」となっています。

 

 

終身保険のような貯蓄型の死亡保険の場合、

満期後は掛けた保険料以上のお金が返ってくることも多いです。

 

 

ですが、収入保障保険や定期保険のような掛け捨ての保険の場合、

満期になっても保険料が返ってくることはありません。

 

 

こう書くと「え、じゃあ終身保険の方が良いのでは?」 

と多くの方が思うかも知れません。

 

 

確かにお金が返ってこないことは単純にデメリットではありますが、

保障という意味で考えると中身が違ってきます。

 

 

例えば終身保険は貯蓄性がとても高い保険ではありますが、

保険金額が少額にもかかわらず、

保険料がとても高いとい仕組みになっています。

 

 

そのため、大黒柱に万が一があった場合に備えるためには、

毎月数万円、もしくはそれ以上といった、かなり高額の保険料を支払う必要が出てくるのです。

 

 

しかも保険料は2割前後を保険会社の人件費などで引かれてしまいますので、

実は保険料をたくさん払えば払うほど私たちにとっては効率の悪い運用になるのですね。

 

 

対して収入保障保険は保険料が非常に安いので、

保険会社に持っていかれるお金は少なくて済みます。

 

 

しかも少額の保険料で高額の保険金を掛けられるため、

家計に負担なく万が一に備えることができる仕組みになっているのです。

 

 

私は保険料は少額にして、

差額をつみたてNISAなどで積み立てていくという方法を取ることが

資産運用の面でベストだと思っています。

 

 

つみたてNISAなら税金は取られませんし、

手数料もほとんどないようなものなので、

収入保障保険と組み合わせることで

最も効率よく「死亡保障+資産運用」を得ることができます。

 

 

掛け捨てなのは確かにデメリットではあるので

「デメリット部分」としてこちらに書いていますが

深く見てみると他の保険と比べるとメリット部分にもなる

ということを知っていただければと思います。

 

 

さて、他のデメリット部分の解説に戻ります。

 

 

 

 

収入保障保険のその特性上、満期近くで被保険者が死亡した場合、

受け取れる保険金総額はかなり少なくなってしまいます。

 

 

無駄をなくして保険料を安くしているという仕組み上、

これはしょうがないことではありますが、

やはり保険金をたくさんもらえないのはデメリットなのは間違いないですね・・。

 

 

ただ、満期後は国の老齢年金を受け取れる予定の方が多いですし、

保険料を少なくしている分だけ貯蓄もあると思いますので、

経済的に大きな問題となるケースは少ないかと思います。

 

 

 

 

また、保険金は受け取ると税金がかかってしまう場合があります。

これは死亡保険全般のデメリット部分ではありますが、

基本的には一部のお金持ちを除き、

ほぼ気にしなくてもいいくらいの金額しか取られません。

 

 

ちなみに一括受取にして妻が受け取った場合は相続税のみとなり、

1億6千万円を超えない限りは税金は0円になりますので、

一般家庭の方はこのデメリット部分は特に気にしなくても問題ないかと思います。

 

 

収入保障保険はどんな人に必要なのか

 

生まれたばかり~まだ成人していないお子さんを

お持ちのご家庭ではかなり必要性が高いかと思います。

 

 

基本的には貯蓄が少なく

子供が独立・就職するまで、または年金が貰えるまでに大黒柱に何かあったら困る・・

という家庭の方全てにお勧めしています。

 

 

もしもの時に備えるには死亡保険が必要となりますが、

中でも収入保障保険は最も保険料が安く、

無駄な保障がなく、使い勝手が良いため、

私は死亡保障の中で一番良いと思っています。

 

 

特に専業主婦の方で、

小さいお子さんを抱えている方でまだ死亡保険に入っていない方は、

旦那さんと早急に話し合って収入保障保険を検討することをお勧めします。

 

 

家計に余裕がない場合、

老齢年金が貰える65歳までは安い保険料で保障を継続させられるので、

経済的な安心感がかなり増すかと思いますよ。

 

 

将来、旦那さんにもしものことがあり

子供が独立して妻が一人になったとしても

せめて奥さんにお金の面で苦労させることは極力ないようにしておきたいところですね。