美月さんのコメントで、パナソニックの採用の8割が外国人だというのが出ていて、それについて、レポートで書いていたので一言(笑 レポートですので、口語体ではないです。あしからず(笑
組織及び人事において、私が疑問に思うのは、今度のパナソニック採用の8割外国人となるということだ。確かに、ゆとり教育の弊害で、大学生の実力は低下しているのかもしれない。
私も中国人留学生と話をするが非常に有能である。英語すら満足に話せない日本人とは対照的だ。もっとも、日本語の能力にも疑問が残る。やはり、識者が言うように、日本人大学生の能力は下がっているのかもしれない。
しかし、外国人には、会社への帰属意識が低く、松下幸之助が目指したような人材育成はできないのである。
さっさと条件が良いところへ移ってしまい、ヘッドハンティングされてしまうのだ。
外国人にとって、起業や転職は当たり前で、この会社にとどまろう、血を流してがんばろうという帰属意識は乏しい。果たして、それで将来的に成長していけるのであろうか。
私は、アメリカの製造業のようになってしまい壊滅すると考えている。パナソニックが松下幸之助時代と同じように外国人を教育できると考えているのなら、それには警笛を鳴らしたいと思う。
現在の大手を振って仕事している社長たちにしろ、一部を除いては、新卒時代は箸にも棒にもかからない人たちであり、ましてや団塊世代である。学業そっちのけで学生運動をしていた人もいるだろう。
その人々が、今の大学生が勉強も留学もしていないから無能だと決め付ける根拠はどこにもないのである。誰しも新卒時代は無能である。それを変えたのが、日本の高度経済成長期である新人は先輩が育てていくという文化ではなかったのか。
パナソニックがここまで大きくなったのは、ひとえに松下幸之助が心血注いで目に付いた人材を育成したからに他ならないのである。その文化を壊してしまうのは、言語道断である。このように安易な外国人の採用は、日本の国力低下につながるのである。グローバル化により、自社がどこの国の会社か境界がなくなっている弊害がここに出現している。
グローバル化の現在において、外国人を雇うことに反対はしない。少子高齢化の進む日本でそれはしょうがないことだ。企業は人が動かしている。
グローバル化の現在において、外国人を雇うことに反対はしない。少子高齢化の進む日本でそれはしょうがないことだ。企業は人が動かしている。
日本人で有能な人が少ないのなら、外国人を雇うしかない。しかし、安易に雇うのではなく、現地法人のみにとどめるとか、適材適所に配置し、どのように教育し、昇格させて幹部にさせるのかという戦略がなければ、失敗に終わるだろう。安易に採用を増やすというパナソニックの経営課題のひとつである。
また、安易な外国人採用は、技術流出の可能性も否定できない。そこのセキュリティー管理を如何に行うのか。ただでさえスパイ天国の日本企業内部において、この分野におけるリスクマネジメント体制の構築はこれからさらに進む情報化社会においてますます重要性が増してくるだろう。これも、今後、さらにグローバル展開を行うであろうパナソニックの経営課題のひとつである。
では、パナソニックの経営課題を解決するにはどうすればよいのか。それは、松下幸之助の言葉にあると考えられる。その言葉は、「松下が立派になっても、国が滅んでは意味がない。」という言葉だ。これを少々ないがしろにしているのではないかと、最近の企業を見て思うのである。自社の発展のためなら、今まで世話になった人々を犠牲にするという風潮が少し出てきているように思う。
パナソニックの経営陣には、この言葉の意味、しいては松下幸之助の言葉の極意を捉えなおして、経営にあたることが大切であると私は考える。
このようなたわごとを述べています(笑
でも、心の中では、この歌のように軽やかな気持ちでいたいものですね。でも暑いです(笑