どうかこの夜に何があったか教えてください。
それは例えるなら『数字』を詰めた箱。
どうかこの夜に何があったか教えてください。
箱の中の『数字』は、良いか悪いかすらもわからない。
どうかあの夜に何があったか教えてください。
箱の中の『数字』は、分からなかったのです。
Frederica Bernkastel
(フレデリカの詩/高橋編)
…いつの間にか、セミたちは合奏をひぐらしに委ねていた。
その合唱は、とても弱々しく儚くて。
……気を許せば、自分の姿さえも掻き消えてしまうのではないかと思うくらいに儚げに。
朱が混じり始めている夏の高い空を一人見上げ、瞳いっぱいに大空を映しこむのだった。
ひぐらしたちの合奏だけで満たされた、世界で最も天井の高いコンサートホールにたたずむ…。
時折、空を横切る鳥たちの影だけが、この静寂のコンサートホールに無粋さを添える。
……なぜなら、鳥が飛ぶのを知る度に、時間が止まっていないことを思い出してしまうから。
「……………話す前に、
一個だけ言いたいことがあるんだ。」
「正しい努力をしたと思ってる。
不幸は、連鎖するものだと思うんだ。一度続き始めると、なかなか抜け出せない。」
自虐的な笑い方、痛々しい笑顔で振り返る。
「じゃ、……………始めるよ。
今日の物語を。」
まだ残暑の残る暑さだ
晴天というにふさわしい朝から、いつもの店に来ていた
おもむろに「ひぐらしのなく頃に祭」を選択する
梨花ちゃまパネルに座りたかったが先客がいるようだ
前日や前々日の履歴?
そんなものは気にしない
それがひぐらし打ちであるヒグラシストとして打ち方なのだから…
小役計数機(カチカチ)をセットし、2ヶ月近く触っていなかったひぐらしを打ち出した
懐かしい気持ちを抱き、回していると
白頭の一枚役から白白赤のノーマルBIGだ
ビタ押しの精度は落ちていないだろうか…… 少しの不安が脳裏をかすめていたが
REGでのキャラチェンジもなかなかだ
鷹野三四は実は初見だったりする
入江京介が出てくれると、嬉しいが未だ見たことは無い
魅音のステージで背景が夜にチェンジのゲームで単独赤のオヤシロBIGからのRT中に
ベル成立時のボーナス判別だ
右リール上段白7の一確目より、中→右の2確目(白オヤシロ)が一番美しいと自負している
予想以上にこれが伸びてくれた
これが終わる頃には手持ちは3000枚くらいの出玉を獲得
夕方の6時を過ぎた頃だったろうか……
少しの戸惑いがあった
ボーナスの確率・ベルの確率共に良好
だが、RTが全く続かなくなる
ベル確率は良いわけだから
タイミングが今は合っていないだけ……
そう自分に言い聞かせながら、疑心暗鬼を払拭していた
REGが8回連続…
その間RTは1回……
2箱半あったメダルは1箱に………
落胆しながらの消化で赤一枚のフラッシュ有りの次のゲームで中リール中スイカ
小役が外れた
やっと… ひさしぶりの白オヤシロBIG……
まさかだった……
スイカの目押しをミスっていた………
そのまま徐々にベル確率の減少と共に出玉も減少する
最後にノーマル後のRTからyouで完走しオヤシロと見せ場があるが
1000枚で高橋の長かったようで短かった1日は終わった
この世でもっとも見つけ難いもの。
砂漠に落とした針一本?
この世でもっとも見つけ難いもの。
闇夜に落とした鴉の羽?
この世でもっとも見つけ難いのは。
スロットの設定6。
そして、それをそう思い込む自分自身の思い違い。
Frederica Bernkastel
(フレデリカの詩/設定推測編)
〈この日の惨劇結果〉
総回転数 8636ゲーム
オヤシロBIG 12回
ノーマルBIG 14回
REG 31回(総キャラ変化 11回・入江京介はナシ)
ベル 875回
総RT 2550ゲーム
90G 1回
50G 48回
30G 2回
RT中のハズレ 49回
ベルの種類的には偶数濃厚
夕方までは全てが6の数値以上をマーク
そこから失速するが、1日トータルでは悪くはないか?
確率以上のオヤシロの引きでこの結果は…
単独オヤシロが2回も考慮すると
はたして、あなたの思い描いた設定は??