先生との連携が大切! | コンディショニング・スポーツ指導者& 健康・生活習慣アドバイザーの小川麗香 * slow+のブログ

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スポーツ・健康運動指導者・コンディショニング指導者の小川麗香のコンディショニングブログ

新キャプテン新チームになったY高校バスケットボール部のコンディショニングに行ってきました。

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いつもマネージャーさんが先生の部屋まで案内してくださり男女キャプテンがあいさつに来てくれます。




なんだか私としてはかしこまってしまい恥ずかしいんだけどこれもクラブ活動という経験を通しての礼儀作法。




この日は、バスケットに多いスポーツ障害の予防コンディショニングがテーマ🏀



シンスプリントやオスグッド、そして一番多いのが捻挫です。3分の1の子供たちは捻挫を経験❗️足を伸ばして脱力してもらったらすぐわかる捻挫グセの足。




この日はとことん足・脚のコンディショニングをやりました。捻挫の癖がついた筋肉をまずは念入りにリセットコンディショニング。




足指〜足首〜膝〜股関節…



そしてリセットコンディショニングで癖のついた筋肉をニュートラルな状態に戻してから初めて正しい動きを筋肉に再教育!アクティブコンディショニング。こちらも足首〜膝〜股関節の連動性を活かしながら正しいアライメントで動かしていく。




そうすることでコンディショニング後は、ほとんどの子供たちが足首の状態や膝関節の向きなどが正しい位置に戻って来ます。





子供達も、さすがに変わっていく自分の身体に喜んでいますしハイタッチをして喜んでいる男子もいましたね。



屈伸したりジャンプしたときに、コンディショニング前は無理やり正しい位置に持って来てやるとすんごい内股になっている気がしたり二人組になってみると『おかまやん!(笑)』なんて言いながら膝がうちに入っていく違和感をみんなで感じ大笑いしましたね。





コンディショニング後は、同じようにしても筋肉が正しい動きができるようになったので屈伸してもジャンプしても正しいアライメントでジャンプしても違和感がないことにみんなの顔が笑顔✨





同じ動きが多くなるからこそ癖が出てくるのでケアが大切‼︎ということを学んだあとは、こうして正しいアライメントでバスケットをすればパフォーマンスも変わる❗️




そこは一番子供たちも食いつきますね。



ハーフポールを使ってバランスを取りながらパスを出す。2年の子がやはりパスを出したときにポールの上でグラつき外に力が逃げる!それを不快に感じてかかとが中に入ってくる。フォームが崩れる。




先月引退した三年の先輩は、グラつくこともなければポールにのって安定してパスを出せる❗️さすが先輩でした✨





オレ、前のコンディショニングのときに前に出て先生に歪みを見てもらってから気づけたんです!コンディショニングやってます!って言ってくれた子でした。






先生いわく、決して技術的には飛び抜けて上手な子ではなかったようですがトレーニングが好きだったり積極的になんでもする子だったとか。引退したのにこの日も来てくれました✨




ひそかにとても嬉しくて、それが引退してから安定感がいいことに気づいたのがもったいないんですがコンディショニングをしてくれてるおかげで安定感がすごくあります。だから大学に行ってバスケットを続けるならコンディショニングも続けて欲しいと思う。遅咲きかもしれないけど必ずその安定感はパフォーマンスに生きてくるはずです✨




この前まで後ろの方でコンディショニングをしていた二年生も前列に変わり、コンディショニングを受ける姿勢がグンと変わりましたね。





私もそれを大きく実感できました。




コンディショニングが終わり、子供たちも自主的にポールを使ったりしてコンディショニングとバスケットの動きをニコイチでいろいろやってみたり自主練をしていました。すごく楽しそうに✨




そんな風景などを見ていると、『あ〜クラブでこんなに子供たちの身体の使い方を熱心に教えてくれる顧問の先生、うちの子供たちもそんな先生みたいな方に出逢えればいいなぁ』と思いました。





今までやったコンディショニングをマネージャーが全部ビデオ撮りしていて、それをダビングして部員にみんなに渡してくれているそうで。こんなときどうだったか?こんなときどうすればよかったか?振り返れるように…






子供なんで、コンディショニングを受けて少しの間は熱心なんだけど忘れてくるとコンディショニングを家でもしているのやら…という感じになってくるので試合中にも落とし込めるならコンディショニングを落とし込むところを探してくれて、練習中でもポールをコートの外に置いていつでもコンディショニングができる状態にするなど先生が積極的にコンディショニングを落とし込んでいく工夫をしてくださっています。






こんなときにのコンディショニング方法を知っているか知らないかでは大きく変わりますねと言ってくださいます。




なんせ、コンディショニングに興味を持ってくれる先生って技術を教える上で身体の使い方をとても分析されます。




なんでシュートしたボールが伸びないのか?肩甲骨あたりが硬いんだろうか。足からボールを離すところの連動性がうまくできてないんだろう。
ボールを追いかけて止まれないのは、姿勢の悪さと体幹の弱さだろうか。



そこまで分析をしてくださるのでバスケットの技術がわからない私にとってその先生の分析見極めをいただいて初めてコンディショニング処方ができます✨だから私もしっかり連携をとって確かなコンディショニングをお伝えできるので子供たちにも結果として感じれる。








こんな先生がたくさん増えたらスポーツする子供たちはスポーツというカテゴリだけでなく人生というカテゴリの中でどれだけ自分の状態を知り見極め修正できる人材になるだろうかと思う。素晴らしい先生です✨うちの子もバスケ部だったらこの先生のところにお世話になりたい(笑)







長女のソフトボール時代の監督さんもピッチングコーチも身体の使い方ってのをすごく分析されて教えてくれてました。野球という技術は私にはわかりませんが、長女もそして今お世話になっている長男も監督さんやピッチングコーチの身体の使い方分析を頼りに今も子供たちにコンディショニングを伝えています。






出会う先生や出会うトレーニングによってもその子そのものが変わることは間違いない。






次回も、子供たちの動きと身体の使い方の分析によるコンディショニングをテーマに肩甲骨周りとコアの使い方をどう子供たちに伝え結果を出すかが私の課題です。





来週から期末テストが入ってくるのでクラブ活動から少し離れている間にまたコンディショニング離れをしてしまうだろう(笑)そこはやっぱり子供なんだ💕だから逆にやりがいとおもしろさがある。





そして子供と向き合うことなどの学びをいただきます✨コンディショニングを通しての仕事に行くと人として母として大人として学ぶことの方が多い。こういうお仕事に携わることができてありがたいと思う✨