しかし、そこには大きな落とし穴もあるようです
ママは楽だけど・・・子供の成長を考えるとどうでしょう・・・コンディショニングを教える中で最も基本となるのか『人間の発育・発達の過程』です。
人間が生まれて最初にする運動が『呼吸』です
産道から出てきたときに、最初のトレーニングが始まるのです。呼吸筋を使って『おぎゃーおぎゃー』と肺に空気を取り込む作業を覚えます。産まれたときは、ひたすら泣いて呼吸筋をトレーニングします
呼吸筋をトレーニングすることで、脊柱まわりの筋肉の機能を発達させます。
そして目がみえるようになり視点を定めることができるようになると首が据わります。首が据わるということは、首を右・左と意図的に動かすことができる身体の中心軸を意識できるということです
首の回旋と中心軸の意識がとれるようになって初めて寝返りができます。
寝返りができるようになると手足にも意思を伝えれるようになります。しかしまだ重力に逆らえるほどの力がなくずりバイをしますね。重力に逆らうことができるということは『ハイハイ』ができるようになるということです。
ハイハイは一見、手足での移動のようにみえますが実は脊柱の微妙なコントロールで移動の際の位置関係をトレーニングしているのです
そして肩や骨盤の連動も加わり、手足の動作につながりつかまり立ち→一人立ち→歩行というように成長していきます。
しかし、最近はお座りができないうちからお座りをサポートするようなグッズがあったり立つ・歩くこともサポートしてしまう環境であったり・・・
考えてみてください
たとえば、ハイハイをあまりせずに立ってしまったとしましょう
脊柱の形成が未完成のままということにがなります。
実は、私の長女も片足を伸ばしてハイハイをする子でした
今、運動をして身体が疲れると伸ばしていたほうの脚に疲れが出ます。リンパ・血液の流れが悪くなり痛みを生じます
おそらく骨盤にもよくないだろうと思われます。ある整体の先生に、月経が始まるころに骨盤が安定してくるので痛みがなくなると思いますがそれまでのケアは大切だと・・・
痛みが出たときはいつも股関節・足首などのコンディショニングを行います
長男は、寝返りをあまりうたなかった子ですがやはり脊柱回りが固いです
脊柱のコンディショニングをします。これは、無知な母親だったからです
だからといって後悔するのではなく、コンディショニングでケアしながらもできるだけたくさん外で遊ばせて身体を動かして子供らしく太陽の光をいっぱい浴びさせて身体づくりをさせています
成長は、その子の性格もありますからゆっくりしていてもいいんです
その子のペースでゆっくり見守ってあげてください
そしてどうしてもというときだけ、『ちょっとだけ』手を貸してあげてください
できるだけ道具に頼らず、その子自身の自然な力で成長させてあげてください
自分を信じる力がつくでしょう
病気に負けない力がつくでしょう
強くたくましい元気な子に育っていくでしょう
