大泉洋 主演映画
トワイライト~ささらさや~
観てきました
星は映画的には4つ‼︎
個人的な想い含めると
点は付けられません
以下 大幅なネタバレと
個人的な内容だけなので
基本的に回れ右推奨しますw
以下!
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おおまかな流れで言うと
噺家の大泉洋さんが
妻のガッキー と
産まれたばかりの子供を残して
交通事故で亡くなる
大泉さんは成仏出来ずにいて
ガッキーのそばにいるうちに
自分の姿が見える人にだけ
一回のみ乗り移る事が出来る事を知る
大泉さんのお葬式に
死んだと聞かされていた
大泉さんのお父さんが現れ
産まれたばかりの子供は
自分が預かると言い出し
ガッキーは子供と共に
ささら という小さな町へ逃げる
そこで色んな人と出会い
たまに大泉さんが乗り移って
ガッキーを支えていく…
というストーリー
前回観た ぶどうのなみだ よりも
大泉さんが活き活き演じてたし
話も感動出来る物で満足しました
ガッキー演じる未亡人のさやが
良く分からない色気を出してて
これまた良かった←
ただそんな事以上に
この映画を通じて
色んな想いが駆け巡り
ある意味自分にとって
大きな意味を持つ映画に
なったかと思います
というのもね
この映画 彼女と見たのですが
私たち2人 この一ヶ月の間に
どちらも父を亡くしています
約一ヶ月前に
彼女のお父さんは
家族に愛され看取られて
最期を迎えられ
わずか一週間前に
私の父も亡くなりましたが
離婚して疎遠だった為
自分の子に看取られず見送られず
実家の兄弟のみで送られ
同じ父でも境遇が180度異なります
この映画は 観る前は
大切な家族を残して亡くなり
家族を見守る父としての話が
メインだと思っていました
なので どちらかと言うと
彼女のお父さんの方に近いのかなと
思っていましたので
何も考えていなかったのですが
観ていて思ったのは
大泉さん演じるユウタロウと
石橋凌さん演じるその父の親子の確執
ユウタロウの死後に
少しずつ分かる父の想い
そこがメインの様に思いました
仕事に追われる父
母は病気になり最期も看取らず
そんな父を 父として認めず絶縁し
妻のさやにも父は死んだと
伝えていたユウタロウ
そのままユウタロウは亡くなり
互いの気持ちは分からぬままでしたが
ユウタロウは死後
父が家族を愛していた事
自分を愛していた事を知る
境遇は違えど離婚して疎遠になり
形として絶縁したも同然の父が
そのまま亡くなってしまったので
私の父ももしかしたら
そうだったのかなと
そんな事を思っていました
男同士だから
素直になれない事もある
うちの場合はそれ以上に
父は子にどう接していいか
分からなかったんだろうと思う
自分たちは母になつき
母の影響でどんどん父を苦手になり
自分の子なのに理由も無く嫌われて
どう接していいのかすら
分からなかったんだろうと
そしてお互いに歩み寄る事もなく
何も出来ないままで
父は密かに亡くなり
もう2度と会えなくなりました
今考えれば
自分が父を嫌う理由なんてなくて
『母が嫌っているから』
ただそれだけでした
どこかでそれに気付ければ
私は父に会えていたと思います
映画の中で
ユウタロウの父は
成長して噺家になった息子の
公演を見に行きます
講演後 ユウタロウに会いに
控え室に行きますが
わだかまりが解けずにいて
ユウタロウは父を一瞥し
無視して去っていく
そんなシーンがあって
ひどく胸に刺さりました
自分も同じような事をしたからです
高校の時 父から電話があり
内容はハッキリ覚えていませんが
私はその電話を煩わしく思い
一方的に口論を仕掛けて
電話口で罵り喧嘩をしました
今思えば そんな自分が
カッコよく思えていたのだと思います
その後また母に電話があり
父は その電話での喧嘩が
少し嬉しかったと言っていたそうです
それを母から聞いた自分は
バカじゃねーのと嘲笑し
その電話での喧嘩が
父との最後の会話になりました
それから約15年
1度も連絡を取っていません
父がそれまで見ていた自分の姿は
母の影に隠れる幼い自分だったし
母は私を幼い頃
女の子の様に育てていたので
父親に反抗するくらい
成長していた息子に
素直に嬉しかったのかも知れません
そんな事も当時の自分は気付かずに
そのまま大人になって…
何も出来ないまま
父は亡くなってしまった
なぜもっと早く気付けなかったか
父に会いに行けなかったか
その事だけが胸を埋め尽くして
号泣してしまいました
親の愛 親の想い
それが何より
この映画のテーマだったなと思います
親とうまく行ってない人がいたら
是非見て欲しい
何があっても親子は親子で
生きてるうちにしか
想いは伝えられません
もう僕は手遅れだけど
後悔しかないけど
少なくともそれに気付けただけでも
この映画を観た意味はあった
このタイミングで観れた事も
意味があったのだと思います
きちんと墓参りをして
ちゃんと父に謝りたい
そしてありがとうと言いたいです
父も私たちも
どこかで何かを間違えた
それはとても悲しい間違いでした
私もこれから家族を持ちます
その間違いを犯さぬよう
父の事を決して忘れぬよう
家族を何より愛して
そして愛される父親になりたい
そう思いました
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