しかし今年は色々あるなあ…
あり過ぎる
結婚式を挙げて間も無く
ご病気だった彼女のお父様が亡くなり
その翌月には 離婚後長く疎遠だった
私の父親である人が亡くなり…
気持ちが付いていかない
父親に対しても
気持ちが中々整理出来ずに
悶々としています
確かに幼い頃自分が見た父親の姿は
ほとんどが家で母と喧嘩する姿で
幼い頃はそれが怖くて
別居して家に帰って来なくなって
安心していたりして
良い父親では絶対無かったけど
そもそもあまりまともに
接した記憶すら無くて
自分と弟を連れて
何度か旅行に行ったりしたけど
父親を毛嫌いしていたから
びくびくしていたし嫌だったし
父親として向き合う事をしなかった
まだ幼かったから
何も分かっていなかったし
母が嫌っているのだから
嫌うべき人なんだと
そういう感情でしか
考えていなかったと思う
気がついた時には別居していて
自分の中では嫌いな人としての
イメージのまま 離れて行って
高校の時くらいに
1度電話で話して喧嘩をしてから
一切関わることもなく
そのまま来てしまって
2度と会わないまま
あの人は亡くなった
会おうという考えも無かったし
会う手段も無かった
連絡先を教えてくれと
母に聞く事も出来なかったし
そもそもそんな気もなかった
だけど もし病気だと知っていたら
どうだったろうとは思う
また もし父親から
会いたいと連絡があったら
会っていたかも知れない
大人になった今なら
弟も僕も成長して結婚して
でもあの人はそんな事も知らない
色んな事があって
こういう状況になっているけれど
それはとても悲しい事だなと
それは分かります
父親として愛した事は一度もない
物心ついた時から
自分にとっては
『母が嫌うから嫌うべき人』
それでしかなかった
何かをされたワケでもなく
捨てられたとも思っていない
むしろ母があの人を
切り捨てたと思っているから
憎しみも持っていないし
許す許さないの感情もない
あの人はどうだったんだろうか
2人の息子と離れて
思い出す事はあったのか
会おうと思った事はあったのか
今となってはもう分からない
何年か前に ネットで記事を見た時
他のページを探していて
何かの拍子に メールアドレスを
見つけたことがあった
一瞬 連絡してみようかと悩んだが
おいおいと苦笑しながら
やめた事があった
あの時もし連絡していれば
亡くなる前に一度会っておけば
そういう気持ちが自分にあるのを
少しずつ実感してきている
父親として愛する
いや
父親として実感する時間すら
たぶん自分には無かった
今さら父親として愛するなんて
到底無理であったとしても
あの人と自分の間に
どういう感情がふさわしいのか
どういう関係であるべきなのか
それを理解する為にも
大人になった今だからこそ
会っておくべきだったのかも知れない
きっとあちらも
会った時にどういう気持ちで
いたらいいのかも
分からなかったんだろう
お互いに許す許さないでもなく
どう気持ちを持って
どう処理をしていいか分からない
だから会いたいと思わないし
会う方法が見つからなかった
そういう事だったのではと思います
今だからこそ思うのは
こういう複雑な状況になったのは
100%あの人が悪いとは
決して思わないという事
どうしようもない人だったとは思う
でも母が僕たち兄弟を囲って
排他的にあの人を切り捨てた部分は
結構あったと思っている
不器用な生き方しか出来なかった
自分の父親であった人と
大人になった今
少なくとも自分だけは
向き合う事は出来たのではと
それを少しずつ後悔している
それが今の気持ちです
母も少し落ち込んでいる様だ
弟は今更関係無いと
笑っているが…w
亡くなったと知って
モヤモヤと沸き立つ
自分の感情を実感し
何だかんだ言っても
やはり自分の父親だったんだなと
それを理解する事が出来た
今さら遅いとは思うけれど
これまでどうしようも
なかったという事も
それはそれで間違いない事実で
唯一出来る事は
自分の中に きちんと父親として
受け入れてあげる事だと思います
僕だってね
父親のいる普通の家庭が
羨ましいと思った事もあるよ
でも何かを変えれば
普通の家庭に戻れる様な
そんな簡単な事ではなかった
最初から不幸な関係でしか
いられなかったけれど
それでもあなたはやはり
自分の父親に違いなかった
あなたがいなけりゃ
僕はいないのだから
不器用な生き方しか出来ずに
苦しんで生きた人だと思う
でもそれでも
自分の生き方の中で
仕事で世に出る結果を残して
きちんと評価を得ている
そこは本当に尊敬します
ゆっくり休んで下さい
いつか必ず
あなたの生まれた島に
会いに行きます
今自分がいるのは
あなたのおかげだと
それを伝えに
やっと自分の気持ちが整理出来た
母にも弟にも言わないけどねw
結婚式を挙げてわずか二ヶ月
愛された父親と苦しんだ父親の両方を
その死を通じて感じる事になり
正直複雑な想いではあります
彼女の父親と私の父親は
余りにも違い過ぎた
でも… 会う事は出来なかったけれど
その死を実感して、想いを整理して
自分の中で 尊敬します と
素直に思えた事
それが自分にはとても大きく
そして父親も笑ってくれるのではと
そう思います
こうなるまで何もしなかった事
それを謝りたい気持ちもある
父親としては
最低だったのかも知れないが
それでも自分の父親であり
もらった物も確かにあると
今だからこそ思えます
それに感謝したい
気持ちを整理出来たら
少しだけ涙が出た
これでいいんだろうと思う
ありがとう
そしてさようなら
安らかに
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