おはようございます。


今日の『人生のカケラ』です。

 

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【運命を変える】


言葉が変われば考え方が変わる
考え方が変われば心が変わる
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば性格が変わる
性格が変われば出会いが変わる
出会いが変われば人生が変わる

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君たちはどう生きるか 【本の紹介-171】
 
 
https://www.amazon.co.jp/%E6%BC%AB%E7%94%BB-%E5%90%9B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B-%E5%90%89%E9%87%8E%E6%BA%90%E4%B8%89%E9%83%8E/dp/4838729472
 
内容紹介
瞬く間に10万部突破! !

人間としてあるべき姿を求め続ける
コペル君とおじさんの物語。
出版後80年経った今も輝き続ける
歴史的名著が、初のマンガ化!
1937年に出版されて以来、
数多くの人に読み継がれてきた、
吉野源三郎さんの名作
「君たちはどう生きるか」。
人間としてどう生きればいいのか、
楽しく読んでいるうちに
自然と考えるように書かれた本書は、
子供はもちろん
多くの大人たちにも
共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、
昔も今も変わらない人生のテーマに
真摯に向き合う
主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、
生き方の指針となる言葉が
数多く示されています。
そんな時代を超えた名著が、
原作の良さをそのままに、
マンガの形で、今に蘇りました。
初めて読む人はもちろん、
何度か読んだことのある人も、
一度手にとって、
人生を見つめ直すきっかけに
してほしい一冊です。

著者について
吉野源三郎
編集者・児童文学者。
1899(明治32)年~1981(昭和56)年。
雑誌『世界』初代編集長。
岩波少年文庫の創設にも尽力。

 羽賀翔一
漫画家。2010年『インチキ君』で
第27回MANGA OPEN奨励賞受賞。
2011年にモーニングで『ケシゴムライフ』連載、
2014年に単行本発売。
近刊に『昼間のパパは光っている』

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ココロに響いた部分は以下の通りです

・いま君は、大きな苦しみを感じている。
 なぜそれほど苦しまなければならないのか。
 それはね、コペル君、
 君が正しい道に向かおうとしているからなんだ。

・ほんとうに人間って、分子なのかも…

・目をこらしても
 見えないような
 遠くにいる人たちだって
 世の中という大きな流れを
 つくっている一部なんだ
 もちろん近くにいる
 人たちも

・コペルニクスの地動説を知っているね。
 コペルニクスがそれを唱えるまで、
 昔の人はみんな、
 太陽や星が地球のまわりをまわっていると、
 目で見たままに信じていた。
 これは、一つは、キリスト教の教えで、
 地球が宇宙の中心だと信じていたせいもある。
 しかしもう一歩突きいって考えると、
 人間というものが、いつでも自分を中心として、
 ものを見たり考えたりするという
 性質をもっているためなんだ。

・子供のうたは、
 どんな人でも、
 地動説ではなく、
 天動説のような考え方をしている。
 子供の知識を観察してみたまえ。
 みんな、自分を中心としてまとめあげられている。

・それが、大人になると、多かれ少なかれ、
 地動説のような考え方になってくる。
 広い世間というものを先にして、
 その上で、いろいろなものごとや、
 人を理解してゆくんだ。

・自分たちの地球が宇宙の中心だという
 考えにかじりついていた間、
 人類には宇宙の本当のことが
 わからなかったと同様に、
 自分ばかりを中心にして、
 物事を判断してゆくと、
 世の中の本当のことを、
 ついに知ることができないでしょう。

・心のどこかで思っているんだ
 あのコぺルニクスみたいに
 まわりの人に
 どれだけ間違っていると
 言われても
 自分の考えを
 信じぬける
 立派な人間に
 僕もなってみたいって……

・君は自分が感じたことを
 心の中で言葉にできる
 中学生でそれができる君だって
 なかなか立派だと思うぜ!

・肝心なことは、
 世間の目よりも何よりも、
 君自身がまず、
 人間の立派さがどこにあるか、
 それを本当に君の魂で知ることだ。

・君が、誰にも教わらないで、
 あれだけのことを発見したのは、
 立派なことなんだよ。

・いろいろな学問は、
 人類の今までの経験を
 一まとめにしたものといっていい。

・人間が人間同志、お互いに、好意をつくし、
 それを喜びとしているほど美しいことは、
 ほかにありはしない。そして、
 それが本当に人間らしい人間関係だと、
 ―コペル君、君はそう思わないかしら。
・自分が消費するものよりも、
 もっと多くのものを生産して
 世の中に送り出している人と、
 何も生産しないで、
 ただ消費ばかりしている人間と、
 どっちが立派な人間か、
 どっちが大切な人間か、
 ―こう尋ねてみたら、
 それは問題にならないじゃあないか。

・少なくとも戦争にかけては、
 ナポレオンの指揮というものは、
 ロシア遠征の失敗をのぞけば、
 どれも、もれも、
 いまだに戦術の模範となっているほど、
 古今独歩のすばらしいものなのだ。

・ナポレオンはたしかに偉大な人物だった。
 英雄という名にふさわしい英雄だった。
 逆境から身を起こして、
 権威の絶頂まで駆けのぼっていった青年時代は、
 いかにも若々しく、はなばなしく、
 キビキビしていて、
 伝記を読んでさえ目が覚めるようだし、
 また世界歴史の王者として、
 ヨーロッパ全体に君臨していた全盛時代ときたら、
 まるで太陽のように壮麗だ。
 そしてその没落もまた
 一つの立派な悲劇になっている。
 ゲーテほどの人さえ感嘆したのだもの、
 君たちがナポレオンを崇拝するのも、
 まったく無理はない。

・日本も、明治維新と共に封建制度を廃して、
 四民平等の世の中となった。
 ところで、その新しい世の中の秩序、
 殊に人民同士の関係を
 どう定めたらいいかもいうことが、
 すぐに問題になってきた。それで、
 わが国で最初の民放が定められたんだが、
 そのとき模範となったのが、
 『ナポレオン法典』だった。

・英雄とか偉人とかいわれている人々の中で、
 本当に尊敬ができるのは、
 人類の進歩に役立った人だけだ。
 そして、彼らの非凡な事業のうち、
 真の値打ちのあるものは、
 ただこの流れに沿って行われた事業だけだ。

・世間には、悪い人ではないが、弱いばかりに、
 自分にも他人にも余計な不幸を
 招いている人が決して少なくない。
 人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、
 英雄的な気魄を欠いた善良さも、
 同じように空しいことが多いのだ。

・君は勇気を出せずに
 大事な約束を破っちまったんだろう?
 上級生のゲンコツがこわくて
 君一人だけ
 皆のところに駆けつけられなかったんだろう?
 いま苦しい思いをしたから
 許してもらおうなんて
 そんなことを言える資格は
 君にはないはずだ

・かえられないことを
 考えるのをやめれば余計な感情に
 足をとられない……

・もしかしたら潤一さんにも
 もっともっと大きなことで
 やるべきことをできずに
 後悔することがあるかもしれない……
 たとえそのときは苦しくても……
 その経験を忘れてはいけないの
 これからの長い道のりの中で……
 きっと何度も
 背中を押してくれるから……

・人間は自分自身をあわれなものだと
 認めることによって
 その偉大さがあらわれるほど、
 それほど偉大である。

・苦痛を感じ、
 それによってからだの故障を知るということは、
 からだが正常の状態にいないということを、
 苦痛が僕たちに知らせてくれるということだ。
 もし、からだに故障ができているのに、
 なんにも苦痛がないとしたら、
 僕たちはそのことに気づかないで、
 場合によっては、
 命をも失ってしまうかもしれない。

・自分の行動を振りかえってみて、
 損得からではなく、道義の心から、
 「しまった」と考えるほどつらいことは、
 おそらくほかにはないだろうと思う。

・自分の過ちを認めることはつらい。
 しかし過ちをつらく感じるということの中に、
 人間の立派さもあるんだ。

・正しい道義に従って
 行動する能力を備えたものでなければ、
 自分の過ちを思って、
 つらい涙を流しはしないのだ。

・世の中を回している中心なんて
 もしかしたらないのかもしれない
 太陽みたいにたったひとつの
 大きな存在が
 世の中を回しているのではなくて
 誰かのためにっていう
 小さな意志がひとつひとつつながって
 僕たちの生きる世界は動いている

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この本を最初に手に取ったのは
 
会社の後輩が自分の中での
 
生きる指針となる本ということで
 
紹介してくれて読んだのが初めてでした
 
 
 
その時にも感動して読んでいましたが、
 
少し内容は忘れてしまっていました。
 
 
 
それだけに、再度どやさん(山田一夫さん)の
 
課題本として読むことになった時に、
 
前回の本を読むべきかどうかを悩みました。
 
 
 
ただ、新しい試みをしたいと
 
以前からずっと考えておりましたので、
 
あえて今回はマンガを購入し、
 
それを読むことにしました。
 
 
 
正直、面白かったです!
 
しかも、自分の以前読んだイメージと変わらず、
 
どちらかと言えば、ドンピシャでした。
 
 
 
それは、内容もさることながら、
 
登場人物の描き方だけではなく、
 
構成も素晴らしかったのではないかと思っています。
 
 
 
そして何より、マンガだからこそ読み取ることのできる
 
細かい描写を感じることができました。
 
 
 
そんな中でも、今回は、
 
特に以下の部分を意識したいと思いました。
 

・人生において天動説と地動説があること

・自分の行動を振りかえってみて、
 損得からではなく、道義の心から、
 「しまった」と考えるほどつらいことは、
 おそらくほかにはないだろうと思う。

・世の中を回している中心なんて
 もしかしたらないのかもしれない
 太陽みたいにたったひとつの
 大きな存在が
 世の中を回しているのではなくて
 誰かのためにっていう
 小さな意志がひとつひとつつながって
 僕たちの生きる世界は動いている
 
 
 
人間の天動説・地動説はかなり自分のココロに響き、
 
今後の人生で出逢う人々へのアドバイスの時に
 
使わせて頂きたいと思いました。
 
 
 
また、自分が『つらい』と思うときはどんな時なのか。
 
それを考えた時に、まさしくと思えることでした。
 
 
 
そして最後のフレーズは、すごい人なんていなくても
 
世界は動いていて、お互いに人生の
 
影響を与え合う存在になっている。
 
これは、まさに喜多川泰さんの世界観と同化しました。
 
 
 
喜多川さんの大半の本の中には、
 
すごい人が出てくるわけではなく、
 
どこにでもいる普通の人なのですが、
 
相手にとってすごい存在になる。
 
それは、現在の社会を生きていても
 
全く同じように思います。
 
それをこの小説を読みながら強く感じました。
 
 
 
そのような気付きを頂けた著者の
 
吉野源三郎さんに感謝です。
 
また、課題本として選んで頂いたどやさんにも
 
いつもながらに感謝です。
 
ありがとうございました!

 

 

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