久しぶりに保護者参観で小学校に行った


私の時代とは異なり


教室には大きなハイビジョンテレビや


パソコンなどが設置されていた


参観した授業は国語・社会だった


国語は意味が複数考えられる一つの文章をどうすれば


一つだけの意味に捉えることができるのかであった


社会は気候の違いについての授業である


気温・降水量の違いから


大阪と別の県を比べて


どこの県なのかを考えるという内容であった


うちの子供の担任の先生は黒板を使い


文章の並び替えや気温・降水量の変化を


模造紙を広げて一生懸命に説明している


年齢でいけば20代後半であろう先生が


昔ながらの授業をしていたのである


良いか悪いかは別として


そのような先生もいるのも事実なのである


きっとその先生は機械を使うのは苦手なのであろう


だから先生自身が持っているスキルを最大限使って


一所懸命に授業をしているのである


学校の先生は確かに忙しいと思う


朝から夕方まで授業をするだけではなく


時には家庭訪問をしたり


保護者説明会を実施したり


宿泊研修がありその準備をしたり


またクラブ活動の顧問になっている場合は


放課後にそのクラブの面倒もみなければいけない


運動会の準備やもちろん先生間での研修など


子どもと接すること以外でも


山のような仕事を抱えているのも事実である


では現在の学校の役割とは何なのであろうか


まずは義務教育を考えてみたい


以下は初等中等教育についての文科省の考えである


『人間として、また、家族の一員、社会の一員として、
 更には国民として共通に身に付けるべき基礎・基本を
 習得した上で、生徒が各自の興味・関心、能力・適性、
 進路等に応じて選択した分野の基礎的能力を習得し、
 その後の学習や職業・社会生活の基盤を形成することを
 役割としている』

 

国民として身に付けるべき基礎・基本とは一体何であろうか


家族の一員として身に付けるべき基礎・基本というのは


イメージしやすく分かりやすいはずである


そして社会の一員として身に付けるべき基礎・基本とは


これを家庭や学校生活で通じて学んでいるのであろう


結局は大人になった時に必要とされる


知識や社会生活の基盤を学校では学んでいるのである


さて実際の学校現場を見た時に


現在の学校にたくさんのことを求めすぎるのは


正直コクなように感じている


学校の先生はもっと子どもたちに向き合う時間を


取れるように改善してあげるべきである


そして生徒たちが学ぶ楽しさを感じられる


授業の提供ができる環境つくりはとても大切である


学習塾とは違い


小学校・中学校は公立であれば


住んでいる地域で通う学校は有無を言わずに


決まってしまうのである


だからこそ


学校の先生の労働環境を整え


もっとやり甲斐を持ち


子どもたちから憧れられる仕事になって欲しい


そのためには官民の連携は必要だと思う


今後はその流れも加速していきそうでもある


来たるべきに備えて


特に民間企業は早急な準備が必要な時期が


すぐ目の前に来ていると


感じなければならないようにも思っている