最近大学生に出逢うと必ず聴くようにしていることがある


それは『将来何をしたいと思っているのか』である


正直な所私自身は大学生の時には全く考えてもいなかった


けれども今では明確に自分のビジョンがある


『ワクワク元気な大人を増やすこと』


仕事柄子どもに指導する機会が多い


わが社は受験指導専門であるので


中学受験・高校受験・大学受験に向けて


学びに来る生徒がほとんどである


そして何よりその保護者ももちろんその意識である


つまりは『受験に合格すること』がゴールになってしまう


それを求めて月謝を払ってやって来るのであるから


我々も目標とするものはもちろん『志望校合格』である


けれどもとても違和感を感じてしまう


実はこの違和感を子どもでも感じている者もいる


もちろん保護者でだってである


けれども違和感を感じずにそれだけが正しいという


認識で来る子ども・保護者だっている


この狭間でのジレンマに苛まれてしまう


そんな時には必ず理念に戻るのである


つまり『何のために』である


そのような保護者・子どもと関わる中で感じたことが


『ワクワク元気な大人を増やすこと』である


最終的には


『子どもたちが早く大人になりたいという社会を創る』


これを目指している


私のこのビジョンが明確になった瞬間から


自分の中で大きな軸ができ


行動に関しても自信を持てるようになってきた


だからこそ余計に


受験での合格をゴールにすることに違和感があるのだ


受験が終わるのは遅くても20歳まで


日本の平均寿命を考えれば

 

その後60年程度は生きることになる


受験までに生きてきた期間とその後の期間を比べてみれば


受験後の方が長いのは明らかなこと


だからこそ受験で自分の全ての人生が


確定することなんてあり得ない


そして何より子どもの周りにいる大人がワクワクしないと


それを見ている子どもが『早く大人になりたい!』


なんて思う訳がない


だからまずは『大人がワクワクする』ことが重要なのだ


高度成長時代では日本経済自体がイケイケドンドンで


新しい物を作り


新しい物を手に入れる


それが幸せの証になっていた


けれども現代は違う


自分の欲しいものは何でも手に入る


いや欲しいと思う前にすでに手に入っていることだってある


だから幸せを感じる尺度を見失ってしまった


そう感じている


今一度自分の中で幸せを感じる

 

センサーを研磨しすべきである


錆びきったセンサーであったり


今まで使ったことのないセンサーであったり


研磨していないから


感じることすらできなくなっているのである


だからこそ『何のために自分の人生を使うのか』


それを今一度考える機会を作って欲しい


そしてそれができれば必然的に


自分の人生=命を


ワクワク充実したものにできるはずだ