【運命を変える】

言葉が変われば考え方が変わる
考え方が変われば心が変わる
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば性格が変わる
性格が変われば出会いが変わる
出会いが変われば人生が変わる

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コーヒーが冷めないうちに【本の紹介-125】

 

 

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%81%8C%E5%86%B7%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%A1%E3%81%AB-%E5%B7%9D%E5%8F%A3%E4%BF%8A%E5%92%8C/dp/4763135074/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1479193536&sr=1-1&keywords=%E5%B7%9D%E5%8F%A3%E4%BF%8A%E5%92%8C

 

 

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

お願いします、あの日に戻らせてください―。

「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」

不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを

訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。

 

 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

川口俊和
大阪府茨木市出身。1971年生まれ。

元・劇団音速かたつむり脚本家兼演出家。

舞台、1110プロヂュース公演「コーヒーが冷めないうちに」で、

第10回杉並演劇祭大賞を受賞。

同作で小説デビュー

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 

~~~

 


ココロに響いた部分は以下の通りです

 

 

・プライドが邪魔して、行かないで!って言えなかった私の女心です!

 


・きっと平井が二美子の立場ならその場で泣いて、
 行かないで!と叫んだ事だろう。もちろん嘘泣きである。
 涙は女の武器。それが平井の持論であった。

 


・過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わりませんよ?

 


・この喫茶店で実際に過去に戻れるかどうかはわからない。
 仮に戻れたとしても、現実を変える事ができないのなら、
 まったく意味がないのではないだろうか?
 都市伝説としてはおもしろいが、存在に意味を見出せない。
 記事ではそう結論づけられていた。

 


・未来はまだ訪れてませんから、それはお客様次第かと…

 


・コーヒーが日本に入ってきたのは江戸時代、徳川綱義の時代である。

 


・アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が急激に減ってしまい、
 脳が病的に萎縮して知能低下や人によっては性格が変わる事もある病気で、
 脳の機能が部分的に低下するために、ある事は忘れても、
 他の事は覚えているなどの「まだらボケ」と呼ばれる症状が特徴である。

 


・房木は、妻がいた事は覚えていたが、
 目の前に立つ高竹が自分の妻であった事は覚えていなかった。

 


・計がよく突飛か行動をとる事は高竹も知っていたが、
 まさかこのタイミングで経験するとは思わなかった。
 これこそが平井がよく言っている
 「計の幸せに生きるための才能」なのかもしれない、
 と感じずにはいられなかった。

 


・この「七幸」の名前の由来は、
 飲むと七つの幸せを手に入れるという意味らしい。

 


・手紙は発症後に書かれたものという事になる。
 ラブレターなんかであるはずがない。

 


・房木は高竹が病気に気づく事も、気づいた後、
 どんな行動を取るのかもすべてわかっていたのだ。
 そして、未来から来た高竹は、房木の思い描いた高竹そのままに、
 看護師として房木に接していた。
 消えていく記憶。その不安と恐怖の中で、
 房木が高竹に望んだのは、妻であり続ける事だった。

 


・そのルールがあるからこそ、数は未来から、誰が、
 どんな目的で来ても気にしない。気にならない。
 未来からの訪問者の行動はすべて無駄になるからである。

 


・その奔放さゆえ、旅館の女将という
 両親の期待するレールの上を歩く事を拒んだ。
 両親、旅館が嫌いだったわけではない。
 ただ、自由に生きたかった。

 


・水は高い場所から低い場所へと流れていく。
 それは重力による現象だが、
 人の心にも重力のようなものがある。
 自分が認め、心を許した相手の前では嘘がつけない。
 本当の自分をさらけ出してしまう。
 悲しい気持ちや、弱い自分を隠している時には特にである。

 


・久美が平井の説得をあきらめなかったのは夢だったからだ。
 自由になるためでもない。責めるためでもない。
 一緒に、平井と一緒に旅館をやるのが、
 久美の昔からの夢だったのだ。

 


・まだ両親とは少しギクシャクしてるけど、
 私は実家に戻ってよかったと思ってる。
 だって、もし、あの子の死がきっかけで、
 わたしや両親が不幸になれば、
 あの子は私を不幸にするために生まれてきて、
 私達を不幸にふるために死んでいった事になる。
 だから、生きている私のこれからの生き方が、
 あの子の『生まれてきた意味』を創るんじゃないかな?

 


・皮肉にも、子供を産むための準備は、確実に計の体力を奪っていった。

 


・計は死を恐れているわけではなかった。
 ただ、母として子供の成長を見届けられない不安と悲しみ。
 その不安と悲しみが心を蝕む。心の侵食は体力を奪い、
 体力の低下は更なる不安を掻き立てる。
 「病は気から」というが、このままでは、
 出産をむかえるまでに衰弱して、母子共に命を落としかねない。

 


・人間は、見たもの、聞いた事を、そのまま受け入れる事はない。
 そこには、経験、思考、都合、妄想、好き嫌い、知識、認識、
 その他、様々な感性が働き、目や耳から入ってくる情報を歪曲させる。

 


・生来、人懐こく、天真爛漫を絵に描いたような計ではあったが、
 それだけに感受性も強く、喜怒哀楽も激しい。

 


・大好きな人の悲しい顔を見るのはつらいことよね?
 あなたが毎日笑っていれば、
 箱の中のお父さんもかならず笑顔になれる。
 私達の笑顔が、お父さんを笑顔にするの。
 私達の幸せが、箱の中のお父さんをしあわせにするのよ

 


・大切な言葉を伝える時には勇気がいる。
 ミキは、初めて会う母に自分の想いを伝えるため、
 精一杯の勇気を振り絞ったに違いない。

 


・現実が変わったわけじゃない。変わったのは二人。
 高竹さんも、平井さんも、過去に戻って変わったのは「心」。
 現実は変わらなくとも、
 高竹さんは房木さんと夫婦である事を取り戻し、
 平井さんは旅館を継ぐ妹さんの夢を叶えた。
 それは「心」が変わったから……

 


・心ひとつで、
 人間はどんなつらい現実も乗り越えていけるのだから、
 現実は変わらなくとも、人の心が変わるのなら、
 この椅子にもきっと大事な意味がある……


 

 

~~~

 

 

またしても一気に読んでしまいました。

 

 

 

小説でしたので、心に響くポイントをピックアップするのは、

 

なかなか大変でしたが、それでもいくつかの揺さぶられる部分がありました。

 

 

 

最初は、短編小説集だと思って読み始めましたが、

 

実際には4話とも同じ設定の中でストーリーは進んでいきました。

 

さすがに電車の中で読んでいることが多かったので、

 

号泣まではいきませんでしたが、

 

少なくとも1話ずつでホロっとくる部分が確かにありました。

 

 

 

また題名の『コーヒーが冷めないうちに』の意味が、

 

読んでいく中で理解できました。

 

 


大切なことは、最後にも書かれていた「心」だと思います。

 

過去を変えることは、絶対にできない。

 

 

 

けれども、その過去の解釈を変えることは、誰にでもできることです。

 

考え方を少し変えるだけで、過去の出来事をプラスにもマイナスにも

 

捉えることができます。

 

 

 

であれば、できるだけプラスに捉えるように意識し、

 

その過去があったからこそ、今の自分がいるんだと

 

思えることで、過去の自分も肯定することができ、

 

最終的には現在の自分も肯定できるようになるのです。

 

 

 

自分が現在存在できているのは、

 

過去の自分とその周りの人達や環境のお陰でしかありません。

 

その状況を生きてきたからこそ、今の自分が存在します。

 

それと同様に、今の自分の環境があるからこそ、

 

未来の自分が存在できるのだと思います。

 

 

 

最後まで読み切ってしまった後にも、

 

まだまだ謎がいっぱい残っていて、

 

続編が出るのではないかと期待しています(^^)/

 

 

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