主人公の染物師が、雪女に捕まるも、
染物を通して雪女を恨みから解放する話。
恨みっていうのはしんどいですね。
思い出す度に自分を傷つけるだけで、
傷つけた相手は負わせた傷の重さや深さを知らず感じず気にもせず、楽しくやってたりしますから割に合わないもんです。
忘れろっていっても、
忘れたつもりになっても、
ふとした瞬間に、
目に入ってくる文字に、
日々耳に入ってくる単語に、
足元が奈落になった過去の悪夢をプレイバックさせるスイッチが潜んでいたりしますから、なかなか忘れるってのは難しいもんです。
なので、傷につける薬は、
他に楽しいことを見つけよう!
しかないんですよね。
ヒロインの雪女も、若手芸人の女性の方が演じました。
台本が1ページ強、真っ黒に見える長台詞のシーンや、
遊女風のはすっぱな言葉遣いなど、芝居どころのあるキャラクターなので彼女は苦労していましたが、最後まで笑顔を忘れず努力されてました。
ありがたいです。
演出していて楽しかったです。
妖怪も好きなんで。
雪の初花というタイトルに相応しく、
稽古初日に雪が降りました。
いい物語でした。
作家さんにも感謝です。

