最近特に思う事は、企業は人だなという事。
戦国大名、武田信玄の言葉に人は石垣、人は城というのがあるが、仕事のIT化、無人化が進む現代でも、やっぱり企業は人なのだと思う。
ロボットは文句を言わないし、労働基準法の制約も無いし、ミスもしない。
人の弱点を全て補っていると言える。
でも、結局そこに人の介入が無いとビジネスは成立しない。
即ち、人が不要になればなる程、人1人の価値が企業に「差」を生み出す重要な鍵となるのだ。
俗に言うブラック企業とは、そこに気付いていない企業の事なのだと自分は思う。
良い企業とはどんな企業なのだろうか。
利益を多く生み出す企業なのか、顧客満足度が高い企業なのか、それとも社員満足度が高い企業なのか。
多くの経営者は、まずその事業で利益を出せるかどうかを最優先で考えるだろう。
ただ、それを目的とした場合、顧客満足度や社員満足度はその過程になってしまう。
つまり、目的が達成されていれば、その過程がどうあれ一応の成功となってしまうのだ。
そうなれば顧客満足度や社員満足度には目を向けられず、気付かないうちに社員は疲弊し、優秀な社員は会社を離れ、また1から新しい社員を入れ育てなければならない。
するとだんだん質の低い社員ばかりが増え、必然的に顧客満足度は下がり、会社は衰退して行く。
では社員満足度を最優先で上げる事を目的とした場合はどうだろう。
社員が喜ぶ事とは何なのか。働きがい、給料、福利厚生、社内の雰囲気等だろうか。
まず、給料と福利厚生を良くすれば自然と離職率は下がり、だんだんと人が育って行くので、社員全体の質も上がる。そうなれば仕事が上手く回る様になり、顧客満足度も上がって行き、自然と社内の雰囲気も良くなるだろう。
顧客満足度の上昇は働きがいにも繋がる。
社員満足度を目的とし、その過程に利益があって、結果として顧客満足度に繋がる。
このWIN・WIN・WINの形が出来上がってこそ、初めて良い企業と言えるのでは無いだろうか。
世のブラック企業経営者には、この事に一早く気付き、実践して頂ける事を切に願う。