高校に入る前に、凄くヒットした曲が有った。


シカゴの、Hard To Say I'm Sorry。


「素直になれなくて」という邦題の方がきっと馴染み
深いと思う。


ぼくが中学3年の頃は、どこのラジオ局でも流れていた。


その影響で、シカゴ好きになった奴も居たけど、ぼくは
自分でアルバムを借りて聴くほどではないと感じたので
その曲が入ったアルバムは借りなかった。
※後年、妹が友達から借りたので、それを奪って何回か
 聴いたけど・・・。  


シカゴのボーカルのピーター・セテラは、この曲が入った
次のアルバム(シカゴ17)まで参加して、バンドを脱退
している。
※1985年の事。


彼は脱退した後、ソロアルバムを出して、この曲が大ヒット
した。



この曲は、映画のベスト・キッド2のテーマ曲。


映画自体は、1作目よりもヒットしなかったけど、この曲は
全米No.1になる大ヒットだった。


バンドに入ってた人がバンドをやめてソロになった場合、
全くヒットしないというケースもあるけど、彼の場合は、
大成功。


彼の場合は、バンドに入ったままで、ソロをやりたいと希望
した点と、バンドのツアーが激務で、家族と居る時間が無く
なったから脱退したというのが真相らしい。


彼はソロになって成功したけど、彼が脱退したシカゴに
とっては結構、痛手だった。


同じような声質のヴォーカルを入れたんだけど、その後の
アルバムは、あまりヒットしなかった。


確かにぼくの世代の人は、シカゴといえばピーター・セテラ
の声しか思い出さない。


次のアルバムなんて出たことも知らないし、その人の声も
聴いた覚えもない。


そういった意味でバンドにとっては、彼の脱退は本当に痛手
だったんだと思う。