今日は、音楽の話と全く関係ないんだけど、80年代のSFの話。

ぼくは、昔から海外のSFが好き。

古いところだとハインラインとか、アシモフとか。新しいところだと、
ビジョルドとか、ウェン・スペンサーとか。
※その他もたくさんありますが・・・。

ぼくは、高校の頃にハインラインの「夏への扉」という本を読んで、
そこからハマった。
※これは何十回も重版されてる。SFの古典として必読。

まず、ハインラインを全部読もうと思った。

浪人時代は、危険だから、読まずに封印してて、大学に入ってから
狂ったように読みだした。


彼の作品は大体がハヤカワSF文庫に収録されてる。
たまに東京創元社に収録されてる作品もあるけど、それは少数。

その頃、まだ彼は存命で新刊も出てたから、本屋のSFコーナーも
よく行ったし、古いものは結構、既に絶版になってるものも多かった
から、古本屋にも足繁く通った。

で、そうすると、その周辺にある本も目に入るわけで、そんな形で
パラパラと眺めて面白そうだなと思ったのが、エンダーのゲーム。


これはオーソン・スコット・カードっていう人が1985年に書いた本。
※オースンとも読むらしい。ぼくはずっとオーソンと呼んでた。


ハヤカワ文庫に翻訳されたのが1987年11月。
ぼくは出た瞬間に買ってると思う。

ところが、これは長らく絶版になっていたらしい。

ぼくは、この本は80年代のSFの中でも最高レベルのSF小説だと
思ってて、すごく好きで、何回も読んだ。

また、俗に言うエンダーシリーズの最初の作品なので、それが絶版
になってたことを知ってびっくりというか、すごく呆れた。

ここまで活字離れが進んでるのか・・・という感じですね。


ところでエンダーのゲームは、今回映画化されて、現在上映中。


実は、映画化になるという話は、90年代から何回も出てて、その
都度中断してた。

今回、ついに映画化されたのも嬉しかったし、それでこの本が、
再発されて注目されたのも本当に嬉しかった。


ちなみにエンダーシリーズとしては以下の作品がある。
※カッコの中の年は、アメリカでの発売年
『エンダーのゲーム』 Ender's Game (1985年)
『死者の代弁者』 Speaker for the Dead (1986年)
『ゼノサイド』 Xenocide (1991年)
『エンダーの子どもたち』 Children of the Mind (1996年)
『エンダーズ・シャドウ』 Ender's Shadow (1999年)
『シャドウ・オブ・ヘゲモン』 Shadow of the Hegemon (2001年)
『シャドウ・パペッツ』 Shadow Puppets (2002年)
Shadow of the Giant (2005年)
A War of Gifts: An Ender Story (2007年)
Ender in Exile (2008年)
Shadows in Flight (2012年)
Earth Unaware (2012年)
Earth Afire (2013年)
※邦題がないものは未訳。早く訳してください!


で、翻訳されているものも、エンダーズ・シャドウだけがまだ販売
しているだけで、その他は全部絶版・・・・

※エンダーズ・シャドウがまだ、販売しているのは訳がある。
 映画版は、エンダーのゲームとエンダーズ・シャドウを
 合わせたストーリーになってるらしいからだと思う。
 ネタバレになるから内容は書かないけど・・・


Amazonで見てみると、シャドウ・パペッツなんか中古でプレミアが
ついてて、5,000円なんて値段がついてる。呆れた・・・。

他のも全部プレミアがついてる。


うちにあるやつをAmazonで売ってやろうか・・・と思ったくらい。
※全部、間違いなく初版で持っているので、きっと高く売れる?
 と思ったのですよ。

今回の映画化で、他のやつも再版されないかな・・・。
他の人に勧めるにしても、本屋に続編が並んでないと薦めにくいしね。


そんなわけでエンダーのゲームが映画化されて本当に嬉しくて、長々
記事書いたけど、映画は、まだ見てない・・・。


見に行こうか、見に行かないべきか本当に悩ましい・・・。

ハリソン・フォード出てるから見ようかな?

でも、映像と原作のイメージが違ったら、イヤだし・・・。

という感じで悩んでいる今日この頃。