高校生の土曜の昼下がりは、町中に出て
寿がきやのラーメンを食べることから
始まる。



他愛もない会話をしてからおもむろに
ゲームセンターへ。



お互いのスキル研鑽及び、スキルの確認。


あまり一日に沢山コインを投入すると、
月末に寂しいことになるので、軽く5ゲーム
ぐらいでやめて、本屋に行って立ち読みする。


その後、特に借りる目当てのレコードが
無いにも関わらずレコードレンタルへ。


洋楽のコーナーに行って、よくわからない
ながらも、いろんなジャケットを眺めてみる。


ジャケットが気に入って聴くという人も
いるけど、ぼくはあまりそういったタイプ
ではなかった。


ぼくはどちらかと言えば文字情報から
入るタイプ。



で、後は、大切なお金を出して借りた
アルバムがとんでもないクズアルバム
だったらめちゃくちゃ寂しいので、
本当に借りる時は、自分で納得して借りる。


その中で、友達の情報は結構重要。


有るアルバムを見てたら、友だちが横目で
見てて曰く。


そのアルバムは、バカ売れしたらしいよ。
今までに世界で一番売れたアルバムだよ。

※今になるとそんなことがなかったことが
 判明するのだが、それはまあ良し。



なに?世界で一番?


文字情報好きのぼくは、同様に数字も
好き・・・。



借りるしかないでしょ、これは・・・。



それがHi Infidelity


REO speed wagonの1980年の
アルバム。


彼らは、結成は古く1968年。


1970年にデビューして、年間30本の
ライブをこなしてこのアルバムで
ブレイクした。


このアルバムは、その時の全米アルバム
チャートで8週連続No.1だった、
ジョンレノンのダブルファンタジーを
押しのけてNo.1になったってwikiに
書いてある。


その後、15週連続No.1だったらしい。


確かに、アルバムとしてはとてもいい
アルバム。



どの曲もとても良くて、いわゆる
捨て曲が無い。



1曲目のDon't Let him goも最初は、
ドラムから始まり、ヴォーカルだけ
が入ってくる。


結構Guitarも弾きまくっててぼくは
楽しい。



2曲めが一番ヒットした曲。
全米No.1になったKeep on loving you


スターリン的に言うと、嫌だと言っても
愛し続けてやるサって感じですな。
※スターリンの巻はこちら。


あ、keep on ~ingって本当に
使うんだ・・と思った。


ぼくはこの後、keep on ~ingの問題
は絶対間違わなくなった。


洋楽は勉強になることもあるのですよ。


ま、それは置いといて、この曲は言葉も
好きだし、ヴォーカルのケヴィンの歌声
もどちらかと言えば、バラード向きの声
のような気がしてとても好きな曲の一つ。


後年、このアルバムの次の次のアルバムが
また、バカ売れするのだけど、そのアルバム
でもまた、バラードが売れちゃって大変
※Can't Fight this feeling
 3週連続全米No.1


でもそっちの曲よりも、keep on~の方が
いい曲だとぼくは思う。


で、全部説明するのもゲイが無いので、
次は、4曲目 In Your Letter.



これが、またポップでいいんだ。


なんて覚えやすいんだろ。


一番最初にサビを持ってきて、
Aメロ、Bメロって構成。



この曲だけは、このアルバムを聴く前から、
聞いたことがあった。



多分、あまりにもポップだから、テレビの
BGMとかにも使われたとかで、聞いたこと
が有るんだと思う。


で、いつものごとき、すっとんきょうな邦題
が当然の如く。



涙のレター・・・。




せめて70年フォークっぽく「涙の手紙」
とか、「あなたからの手紙」ってのほう
がまだいいと思うのはぼくだけ?



そんなわけでさっきの
Can't Fight This feelingの邦題も
「涙のフィーリング」


涙シリーズだったわけよ。


お陰で後の曲がより売れたのかも
知れないけどね。



ぼくのともだちは、みんな彼らが嫌いで、
なんであんなやつらが売れるんだろうって
文句言ってたけど、いいじゃん、ぼく
みたいに好きな人がいるんだから。


でも、全部アルバムを聴くほど
好きではなかった。


このアルバムの次のGood Troubleって
アルバムは、ある程度売れたのだけど、
ぼくは好きではなかった。
※このアルバムは、keepシリーズ第2弾の
 Keep the Fire Burnin'って曲が
 ヒットした。


その次のアルバムは確かに良かったけど、
遡って全部聴く程ではないと感じた。


だって、その頃のアルバムが一番いい
ような気がしたんだもん。


でも、後年、STYXとのダブルヘッド
ライナーのライブのライブ盤が出てる。


それは、意外に良かったので、ちょっと、
聴いても良かったかな?と思うことも有る。



ベストで十分なのかも知れないけどね。



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