昨日はRainbowのことを書いたけど、
今日は、そこのボーカルだった
ジョー・リン・ターナーについて
また書いてみる。


昨日も書いたけど、ぼくは、なんだか
わからないけど、彼の声が病的に好き。



でも、それは彼の居たバンドが全部好きか?
と聞かれると微妙。



ただ単に彼の声が無性に好きなだけ。



そんなわけだけど、誰も聴いたことがない
と思われる、Rescue Youっていう最初の
ソロアルバムも持ってるし、10年ぐらい前
に、続けざまに出したUnderCoverと
UnderCover2ってアルバムも持ってる。

※ロッククラッシックスを彼がカバーした
 アルバム。当然全く売れなかったと思う。


Rescue Youについては全く印象が無い。


確か、いい曲が1曲ぐらいあったように思う
けど、彼の声を楽しんだ後はそんなに
聴かなくなった。


UnderCoverシリーズは、車でよく聴いた。


ロッククラッシックのカバーだから曲は
知ってる曲ばっかりだから、安心して声を
味わえた。


ドライブのお供にはちょうど良かったのよ。



ソロとカバーのぼくの中での扱いの差は、
やっぱり楽曲なんだと思う。


曲が面白く無いと聴かなくなるもんね。



ところで、彼は曲が書けないかというと、
そんなことは無い。


自分一人で、いい曲が書けないだけ。


どっちかといえば人の作ったリフ、バッキング
にメロディー、詩を乗せるのがうまいタイプ。


だから、イイギタリストがいると、それに
合わせて、イイアルバムを作ることができる。


※ま、曲としては、Street of Dreamsが一番
 だとぼくは思ってるけどね。



ぼくが大学の頃、イングヴェイ
マルムスティーンっていうその頃の
ギターサーカス大会の頂点に居た
スーパーギタリストのバンドに
参加した。


すげぇジョーリンが、イングヴェイと
組んだよ!と思った。



ODYSSEYって言うアルバム。(1988年)


ぼくはイングヴェイは、あまり聴かない人
だが、彼をメジャーにしたALCATRAZZの
1stと、このアルバムだけは別格。


いつ聴いても新鮮。



ジョーの歌声と爆音高速ギターの
マッチングが絶妙。


1曲目のRising Forceって曲はSEから
イントロに入るまでが好き。


最初に聴いた時、いったいこれからどんな事が
起こるんだろうと思ってドキドキした。


3曲目のHeaven Tonightは最初に
シングルカットされた曲。

当時、FM仙台で、結構流れていたように
覚えている。
※その頃はHRがFMで流れることなんて
 ほとんどなかった。


この曲はGuitarMagazineにスコアが載って
いて、当時、頑張ってコピーしようとして
日々鍛錬してた。


ただ、下手の横好きだったため、リフと
バッキングは弾けるようになったが、
ソロパートは無理だったけど・・・。



8曲目のCrystal Ballって曲は、ハーモニック
マイナーのイングヴェイのメロディーから
始まって、メインリフに流れ込む。


この曲は、ジョー・リン・ターナーしか
歌っちゃいけないと思う。


ぼくの愛するNIGHT RANGERのジャックが
歌っても間違いなくぼくはブーイングする。


10曲目のFaster than the Speed of Light
という曲は、一般的に見ると全く糞のような
曲だと思うけど、その詩のお陰でぼくは大好き
だった。


だって、光よりも早いんだぜ。





ま、そんなことはどうでもいいけど。


このアルバムは、必ず、曲順どおりに
聴いてほしい。


一般的に滅茶苦茶いい曲は全く無いに
等しいかもしれないけど、最初から
最後まで通して聴くと結構いい。




昔のレコードで言うと、B面に差し掛かる
あたりの6曲目からアルバムが終わるまで
の流れがぼくはとっても好き。



インストも有り、定番のハードロック
バラードも有りって感じかしらね。



興味を持ったら聴いてくださいな。


ただ、ディストーションギターが嫌いな人、
爆音サーカスギターが嫌いな人は聴くのを
やめといたほうがいい。


万人受けする音楽では無い。


当時、Burrn!の広瀬とか、伊藤政則とかが
絶賛してたことから考えると、HR/HM kids
向けのオタク音楽と言ってもいい。

※あ、敵作っちゃったかな(^^)



で、ジョー・リン・ターナーだけど、この
アルバムが、彼のキャリアの最後のハイライト
になった感が有る。


その後も、いろいろやってるけどうまく
いかなかった。


ぼくの大好きなギタリストの一人、
元NIGHT RANGERの最高のアホづら
Mr.Eight Fingerジェフ・ワトソンとも
組んでアルバム作ったけど、ジェフが、
曲を作れるわけないので、鳴り物入りで
アルバムは発売されたけど、最初のプレス
以降全く追加プレスされなかったと思う。

※だって、誰もこのアルバム知らないもん。



あ、誤解してほしくないのだけど、ぼくは
ジェフは本当に大好き。多分、道でばったり
合ったら、気絶する自信が有る。


ブラッド・ギルスだったら、多分サインもらう
余裕あると思うけど。


ぼくは、盲目的に愛するだけでなく事実を
ありのままに伝えようと努力しているだけ。


だって、NRはジャックがほぼ全部曲作ってた
から彼が絡んだ曲はあまりない。

※唯一Goodbyeという素敵なバラードだけ。
 珍しいことにこれはちょっとヒットした。


また、彼らのライブをYouTubeで見てもらうと
わかるのだけど、右にいる背の高い金髪が彼。

見てもらうとぼくが言ってる「アホづら」と
言う意味がわかると思う。

※1983年のライブが一番わかりやすい。
 ジェフは2007年に脱退しているので、最近の
 ライブは彼ではなく、まともな顔をした人が
 弾いてるのでお間違えないように。
 ぼくはジェフ無しのNRには全く興味が無い。



ああ、またジェフの事をバカにしてしまった・・・。
こんなに好きなのにぃ~






photo credit: Tim Sheerman-Chase via photopin cc