―――――喫茶店・セブン―――――
ニュースを見て、ダン達は大神龍の存在を知った。そこにはハヤト達も集まっており、一同はテレビに釘付けになっていた。
「ひでぇ…………」
ランは拳を握り締める。こんな無情な破壊など、許されるわけがない。
「…………ラン!」
「北斗さん…………」
真剣な眼差しで見つめる星司。ランは頷き、2人は出入口へ向かった。
「待て!」
ダンは制止をかける。
「どこへ行くつもりだ?」
「決まってるだろ…………アイツをブッ倒すんだよ!」
「何!?」
ランの言葉にその場にいた人物は驚いた。ただ、星司だけはランと同じ気持ちだった。
「倒すということはだ、ラン。まさか…………」
秀樹の頭によぎるランの選択。
「ああ…………」
ランの手首に付いてるブレスレットが赤・青・銀のトリコロールカラーのサングラスへと変わる。
また、星司も妻の夕子から渡された指輪を両中指に填めていた。
「馬鹿な真似はやめろ!!」
ダンは激昂する。それが何を意味するのかを、この場にいる全員が知っている。
「馬鹿…………?。地球がヤバいんだ。馬鹿も糞もねえだろ」
「そうです兄さん…………あれほど巨大な力に対抗するためには我々″ウルトラ戦士″だけです!」
「ゼロ…………エース…………」
「忘れたのか?我々ウルトラマンは、この世界では戦うどころか変身もできないのだぞ」
今までこの作品の読者には内緒にしてきたが、ハヤトをはじめキッズの協力者達は″ダイレンジャー″とは違う世界から来たヒーロー・ウルトラマン達である。
ウルトラマンとは、M78星雲にあるウルトラ星…………通称″光の国″の戦士である。彼らは無限に拡がる宇宙の中でも屈強の種族で、その力で怪獣や悪の宇宙人から宇宙の平和を守っているのである。
ダイレンジャーの世界には存在しないはずのウルトラマン達がなぜいるかは明かせないが、今のままでは変身が出来ないのである。
「前にキッズ達の野球では出来なかったが…………俺の命を使えば!!」
「何!?」
「あのチビ達が守ってる世界だ…………俺だって…………」
ランはサングラスを着けようとする。そう、自分の命を燃やしてまで…………。
″パシッ!″
誰かがランの腕を掴んだ。それは、スポーツセンターの館長・おおとりゲンであった。
遅れて、東光太郎及びヒビノ・ミライと共に来たのであった。
「ゼロ…………変身してはならない」
「何だよレオ…………」
「この世界の問題は、この世界で解決すべきだ。あの子達を信じろ…………」
ゲンに論され、ランはウルトラゼロアイをしまう。本当はわかっているのだ。
この世界の歴史に干渉しすぎると、あらゆる次元に影響を及ぼしてしまうと。
「兄さんもウルトラリングをしまってください」
「タロウ…………メビウス…………」
集ったウルトラ戦士達は話し合った。やれること、すべき事を。
ニュースを見て、ダン達は大神龍の存在を知った。そこにはハヤト達も集まっており、一同はテレビに釘付けになっていた。
「ひでぇ…………」
ランは拳を握り締める。こんな無情な破壊など、許されるわけがない。
「…………ラン!」
「北斗さん…………」
真剣な眼差しで見つめる星司。ランは頷き、2人は出入口へ向かった。
「待て!」
ダンは制止をかける。
「どこへ行くつもりだ?」
「決まってるだろ…………アイツをブッ倒すんだよ!」
「何!?」
ランの言葉にその場にいた人物は驚いた。ただ、星司だけはランと同じ気持ちだった。
「倒すということはだ、ラン。まさか…………」
秀樹の頭によぎるランの選択。
「ああ…………」
ランの手首に付いてるブレスレットが赤・青・銀のトリコロールカラーのサングラスへと変わる。
また、星司も妻の夕子から渡された指輪を両中指に填めていた。
「馬鹿な真似はやめろ!!」
ダンは激昂する。それが何を意味するのかを、この場にいる全員が知っている。
「馬鹿…………?。地球がヤバいんだ。馬鹿も糞もねえだろ」
「そうです兄さん…………あれほど巨大な力に対抗するためには我々″ウルトラ戦士″だけです!」
「ゼロ…………エース…………」
「忘れたのか?我々ウルトラマンは、この世界では戦うどころか変身もできないのだぞ」
今までこの作品の読者には内緒にしてきたが、ハヤトをはじめキッズの協力者達は″ダイレンジャー″とは違う世界から来たヒーロー・ウルトラマン達である。
ウルトラマンとは、M78星雲にあるウルトラ星…………通称″光の国″の戦士である。彼らは無限に拡がる宇宙の中でも屈強の種族で、その力で怪獣や悪の宇宙人から宇宙の平和を守っているのである。
ダイレンジャーの世界には存在しないはずのウルトラマン達がなぜいるかは明かせないが、今のままでは変身が出来ないのである。
「前にキッズ達の野球では出来なかったが…………俺の命を使えば!!」
「何!?」
「あのチビ達が守ってる世界だ…………俺だって…………」
ランはサングラスを着けようとする。そう、自分の命を燃やしてまで…………。
″パシッ!″
誰かがランの腕を掴んだ。それは、スポーツセンターの館長・おおとりゲンであった。
遅れて、東光太郎及びヒビノ・ミライと共に来たのであった。
「ゼロ…………変身してはならない」
「何だよレオ…………」
「この世界の問題は、この世界で解決すべきだ。あの子達を信じろ…………」
ゲンに論され、ランはウルトラゼロアイをしまう。本当はわかっているのだ。
この世界の歴史に干渉しすぎると、あらゆる次元に影響を及ぼしてしまうと。
「兄さんもウルトラリングをしまってください」
「タロウ…………メビウス…………」
集ったウルトラ戦士達は話し合った。やれること、すべき事を。