『″気力フィールド!!″』
黄色い光の壁が光波の前へと立ち塞がる。直撃したが、何とかヒビが入った程度でかき消すことが出来た。
「間一髪、間に合ったか!」
天馬連者…………いや、健一が転身したテンマレンジャーの声だ。
「クジャクお姉ちゃん!」
クジャクレンジャーが″孔雀扇″を解いたクジャクに駆け寄る。
「お前達、来てくれたのか」
鳳凰連者とキッズ達が到着したのだ。
「クジャク、大五達は無事アルか?」
「バキに攻撃を受けたが、無事だ…………」
それを聞いてる最中、天馬連者達が集まる。
「キイたぜ…………あれがコウのマジパワーかよ」
「俺達が見たバキは、もっとコウの意識があったはずなんだけどな…………」
今までは怒りや憎しみ、友を守ろうとする感情の暴走がバキ覚醒へと導いていたのだが、今回は誕生日が近いことで覚醒と訳が違う。
「コウ、目を覚ますアル!」
「コウ君!」
2人のホウオウレンジャーが呼び掛ける。しかし、バキはより大きく吼え、高揚するのであった。
その様子を龍星王で戦いながら見ている龍連者。
「シャダム…………貴様がコウを…………」
「コウにあんな力が眠っていたとは予想外だったがな…………。何としても、あの力を我が下僕にしてやる!」
「させるかよ!」
龍星王が飛龍棍を地面に突き立て、跳び上がる。飛龍棍を軸にクルクルと回転し、パチンコ大名人に連続蹴りをくらわす。
「うぐわァッ!…………おのれ…………」
パチンコ大名人はシャダムの怒りで妖力をパチンコ玉に変えて連続で発射した。
龍星王にも命中するが、連続で放つ玉は見境なしに街を破壊していく。
″きゃああァァッ!″
″助けてくれぇッ!!″
悲鳴が飛び交う中、亀夫はダイムゲンになることなく、空を眺めた。
さっきまで晴れていたのに、既に暗雲が立ち込めている。
「止めや…………戦いは止めや…………でねえと、恐怖の大王が………………″大神龍″がやってくるがや!!」
″シュウウウウンッッ!!″
暗雲が一層濃くなった。その瞬間、ホウオウレンジャーとクジャクは空を見上げる。
「来たか…………強大な力が…………」
「何…………?この気は…………」
ホウオウレンジャーはその力を疑った。ジューザやとトランザ、典韋といった強敵と戦ってきたが、比べることすら烏滸がましいと思える絶望的な気を感じる。
そして………………。
″グゥオオオォォォッ!!″
『!!!??』
巨大な鳴き声。ダイレンジャーも、ゴーマも、人々も、例外なく空を見上げた。
「な、何だ!?」
「あの、デカい龍は…………」
暗雲から現れ、上空を飛ぶ巨大な龍。あまりの大きさに、龍の躰で影が出来る程だ。
「もうおしまいだぎゃ…………」
亀夫はその絶望感を拭えなかった。逃げることすら許されないと、本能が叫んでいる。
「正体を見極めてやる…………天空気殿!!」
亀夫とは逆に、龍連者は天空気殿を呼び出し、龍星王を乗せて龍に近づいていった。
敵か、味方か、一切わからない奴の正体が気になる。
「こいつは何者なんだ………」
全身を金と翠色に染め、龍星王の十倍以上もある大きさ。果たして、何者なのか。
そして、地球はどうなってしまうのか。
つづく
黄色い光の壁が光波の前へと立ち塞がる。直撃したが、何とかヒビが入った程度でかき消すことが出来た。
「間一髪、間に合ったか!」
天馬連者…………いや、健一が転身したテンマレンジャーの声だ。
「クジャクお姉ちゃん!」
クジャクレンジャーが″孔雀扇″を解いたクジャクに駆け寄る。
「お前達、来てくれたのか」
鳳凰連者とキッズ達が到着したのだ。
「クジャク、大五達は無事アルか?」
「バキに攻撃を受けたが、無事だ…………」
それを聞いてる最中、天馬連者達が集まる。
「キイたぜ…………あれがコウのマジパワーかよ」
「俺達が見たバキは、もっとコウの意識があったはずなんだけどな…………」
今までは怒りや憎しみ、友を守ろうとする感情の暴走がバキ覚醒へと導いていたのだが、今回は誕生日が近いことで覚醒と訳が違う。
「コウ、目を覚ますアル!」
「コウ君!」
2人のホウオウレンジャーが呼び掛ける。しかし、バキはより大きく吼え、高揚するのであった。
その様子を龍星王で戦いながら見ている龍連者。
「シャダム…………貴様がコウを…………」
「コウにあんな力が眠っていたとは予想外だったがな…………。何としても、あの力を我が下僕にしてやる!」
「させるかよ!」
龍星王が飛龍棍を地面に突き立て、跳び上がる。飛龍棍を軸にクルクルと回転し、パチンコ大名人に連続蹴りをくらわす。
「うぐわァッ!…………おのれ…………」
パチンコ大名人はシャダムの怒りで妖力をパチンコ玉に変えて連続で発射した。
龍星王にも命中するが、連続で放つ玉は見境なしに街を破壊していく。
″きゃああァァッ!″
″助けてくれぇッ!!″
悲鳴が飛び交う中、亀夫はダイムゲンになることなく、空を眺めた。
さっきまで晴れていたのに、既に暗雲が立ち込めている。
「止めや…………戦いは止めや…………でねえと、恐怖の大王が………………″大神龍″がやってくるがや!!」
″シュウウウウンッッ!!″
暗雲が一層濃くなった。その瞬間、ホウオウレンジャーとクジャクは空を見上げる。
「来たか…………強大な力が…………」
「何…………?この気は…………」
ホウオウレンジャーはその力を疑った。ジューザやとトランザ、典韋といった強敵と戦ってきたが、比べることすら烏滸がましいと思える絶望的な気を感じる。
そして………………。
″グゥオオオォォォッ!!″
『!!!??』
巨大な鳴き声。ダイレンジャーも、ゴーマも、人々も、例外なく空を見上げた。
「な、何だ!?」
「あの、デカい龍は…………」
暗雲から現れ、上空を飛ぶ巨大な龍。あまりの大きさに、龍の躰で影が出来る程だ。
「もうおしまいだぎゃ…………」
亀夫はその絶望感を拭えなかった。逃げることすら許されないと、本能が叫んでいる。
「正体を見極めてやる…………天空気殿!!」
亀夫とは逆に、龍連者は天空気殿を呼び出し、龍星王を乗せて龍に近づいていった。
敵か、味方か、一切わからない奴の正体が気になる。
「こいつは何者なんだ………」
全身を金と翠色に染め、龍星王の十倍以上もある大きさ。果たして、何者なのか。
そして、地球はどうなってしまうのか。
つづく