若葉台小学校に、典韋大佐とチェーンソー僧侶が現れた。先生を殺し、子供達を人質にする。
ダイレンジャーキッズ達は、その危機を救うため、子供達の目の前で転身をした。
チェーンソー僧侶を斃すものの、典韋によって追い詰められるのだった。




















立ち上がったキリンレンジャーは朱雀釵を持ち、走り出した。


「瞬光星・゙光影速!!゙」


走ってる途中から、一気に高速移動するキリンレンジャー。背後に周り、朱雀釵を振るう。


「こんなものか?」


典韋は振り向き様に避けながらキリンレンジャーの腕を掴み、そのまま左手から妖力弾を放つ。


「きゃあぁぁァァッ!!」


キリンレンジャーは吹き飛ばされ、ジャングルジムに突っ込んでしまう。ボキボキと折れていき、遊具としての機能を失ってしまう。


「町子ちゃん!くそ………コウ?」


シシレンジャーがキバレンジャーのいないことに気づく。
後ろを向くと、さっきの攻撃で校舎まで飛んだままだった。


「…………コウ!」


「……………ああ………わかってる………」


キバレンジャーは白虎真剣を持ち直し、歩いていく。


(もしかして、アイツは…………)


典韋の狙いに感づいたものの、表だって言えない。
それはこの状況では戦意の喪失に直結するからである。


「典韋…………」


「?」


「お前を斃す!」



キバレンジャーの言葉で、キッズ達は散開する。まず、シシレンジャーが気力を発した。


「天幻星・゙霧隠れ!゙」


周囲を霧が包む。シシレンジャーは掌を典韋へと向けた。


「行け、゙幻小田急ロマンスカー!!゙」



幻のロマンスカーが迫っていく。しかし、典韋は動じずに手を伸ばす。


「こんなので斃せると思うのか?」


゙幻ロマンスカー゙はそのまま突撃していく。しかし、典韋の掌に触れた瞬間、割れていってしまう。


「そ、そんな………」


驚きながらも、シシレンジャーはダイレンロッドにヤイバーを付けて向かっていった。


「やあぁぁァッ!」


突こうと伸ばす。しかし、ロッドを掴まれ、奪われてしまう。


「!?」


すぐに狛犬斧を持つが、典韋はダイレンロッドを振り回し、シシレンジャーを逆に突いた。


「うわあぁァァッ!!」


「遅いな…………」


ダイレンロッドを捨てる。次はクジャクレンジャーが孔雀連節剣を伸ばしていく。


「さっきのお返しよ!」


「できるかな?」