妄創エージェンシーさんのオリジナルヒーロー・「エメラルディン」にて、敵の正体が人間であると明かされました。
僕としては、かなり惹かれるテーマです。




特撮における主人公、つまりはヒーロー・ヒロイン。
悪を斃し、人々を救う姿は爽快・憧れるところです。


ですが、相手の怪人や怪獣・宇宙人や異次元人にも命はあるんです。
彼らは時にして地球を侵略、人間を食糧・実験体にしようとします。
でも、それを彼らは悪としてるわけではない。あくまで、彼らなりの正義に従ってるだけです。


つまり、自分達(ヒーローや人間)の正義と敵の正義は相容れないだけであって、必ずしも悪と呼べるわけではありません。



オルフェノクが仲間を増やすために人を襲うことと、犬や猫を去勢させたり殺処分することは同じようなものなんですよ。


ただ、生き残るために戦い、それを正義とする。そして、相容れない存在を悪とする。



哲学的ですが、特撮における裏テーマがそんなんだと思うんですよね。


何が善であり、正義であり、悪であるか。


そんなのを打ち出した特撮をやってほしいな。キッズでも、やりたいネタではあります。