多大な犠牲を払いつつ、巨大化次元獣はほぼ斃された。巨大なビルは、その下にはジェットマンのとは色ちがいで緑が基本カラーのイカロスハーケンが大破して、墜落した。
いや、゙ジェットフェニックズを乱発し、次元獣を斃すとそのままオーバーフロートを引き起こし、墜落したのである。
操縦していたネオジェットマン達は降り、次元獣達と戦う。
とはいえ、ビルからは遠く離れた場所で、仲間の搬送によって両国付近まで来ていた。
なぜなら、ここは絶対防衛ライン。ここからは避難した人々がいる。
「これ以上は行かせるな!」
゙フレアーバスター゙は限界出力で撃ち続け、使い物にならなくなっている。
J1はネオソードを使い、次々と斃していくが、数は増える一方。
「J1、こりゃあもう………うわっ!」
「J4!」
隙を突かれ、J4は腹部を貫かれた。ネオブーメランを落とし、バタリと倒れてしまう。
「く………まずい……」
遂に次元獣が絶対防衛ラインを突破した。しかし、J3がジャンプして前に立ち、ネオナックルで斃していく。
「J3!今いく!」
J1はJ3の隣に立ち、ネオハンドガンを零距離でジャグチジゲンの頭部を吹き飛ばす。
しかし、蛇口が左腕に巻きつき、エネルギーが吸いとられていく。
「ぐ………ぬん!」
゙ズッ!゙
ボトリと、J1の左腕が落ちる。殺されるよりも前に、右腕を自切したのだった。
「く………みんな……」
『!?』
J1はヘルメットを取った。その表情は悲しく、何よりも悔しそうだった。
その時、他のネオジェットマンもヘルメットを捨て、素顔をみせあう。
そう、彼らは覚悟した。それぞれのバードニック反応炉のリミッターを外した。倒れているJ4も、同じくリミッターを外す。
「うおおおおォォッ!」
J1はネオソードを次元獣に突き刺す。そして、あるボタンを押し、その時を待つ。
ネオジェットマンの体からはエネルギーがスパークして稲妻を纏い、朱色に輝いていた。その時まで、彼らは戦う。地球を守る戦士として。
出来れば、ジェットマンと共に戦いたかった。出来れば、平和な世界を生きたかった。
体をサイボーグ化させ、地球の平和のために捧げながらも、そう思ってしまう。
心が、命がある人間だから。
そう、自分達は…………。
『ネオジェットマンだァァッ!!!!!』
゙ピーーーー!!゙
巨大な光が両国付近を飲み込む。それは避難している人々にもしっかりと見えていた。
中には破滅の光かと思う者もいたが、それは構わなかった。
その光を放った者達は誰に認められなくてもいいのだ。誰に覚えてられなくてもいいのだ。
彼らの守りたいものは、確かに彼ら自身が守ったのだから。
「今の地響きは?」
ビスマルクは何かを感じた。何処かで、巨大な爆発が起きたようだ。
とはいえ、もうどうでもいい。本懐を遂げられなくば、自分が戦う意味はないのだから。
「…………痛みが増えてく……………ダメなんだ…………それじゃ………」
感じる。気が、命の光が消えていく。
「こんなことで、人が死んでくなんて、ダメなんだ!!」
゙カッ!!゙
゙ズゥゥゥンッ!!゙
「!?」
ビルの破片が吹き飛ぶ。ビスマルクは慌てて振り返る。視線の先には、黄金の鎧・キバテクターを纏ったスーパーリュウレンジャーが立っていた。
「信じられん………゙ニヒトゥリズを2度も受けて、立ち上がれるとは…………」
強者と思いながらも、あの技を受けて戦える者を見たことがなかった。
スーパーリュウレンジャーはそんなビスマルクを尻目に、白虎真剣に妖力を注いでいく。
「こんな悲しいことは、終わらせる!。僕が、僕らが…………そのために、お前を斃す!!」
黒い゙吼牙一閃゙が放たれる。ビスマルクはスカルディフェンサーで防ぐも、今までと違い衝撃が伝わってくる。
いや、゙ジェットフェニックズを乱発し、次元獣を斃すとそのままオーバーフロートを引き起こし、墜落したのである。
操縦していたネオジェットマン達は降り、次元獣達と戦う。
とはいえ、ビルからは遠く離れた場所で、仲間の搬送によって両国付近まで来ていた。
なぜなら、ここは絶対防衛ライン。ここからは避難した人々がいる。
「これ以上は行かせるな!」
゙フレアーバスター゙は限界出力で撃ち続け、使い物にならなくなっている。
J1はネオソードを使い、次々と斃していくが、数は増える一方。
「J1、こりゃあもう………うわっ!」
「J4!」
隙を突かれ、J4は腹部を貫かれた。ネオブーメランを落とし、バタリと倒れてしまう。
「く………まずい……」
遂に次元獣が絶対防衛ラインを突破した。しかし、J3がジャンプして前に立ち、ネオナックルで斃していく。
「J3!今いく!」
J1はJ3の隣に立ち、ネオハンドガンを零距離でジャグチジゲンの頭部を吹き飛ばす。
しかし、蛇口が左腕に巻きつき、エネルギーが吸いとられていく。
「ぐ………ぬん!」
゙ズッ!゙
ボトリと、J1の左腕が落ちる。殺されるよりも前に、右腕を自切したのだった。
「く………みんな……」
『!?』
J1はヘルメットを取った。その表情は悲しく、何よりも悔しそうだった。
その時、他のネオジェットマンもヘルメットを捨て、素顔をみせあう。
そう、彼らは覚悟した。それぞれのバードニック反応炉のリミッターを外した。倒れているJ4も、同じくリミッターを外す。
「うおおおおォォッ!」
J1はネオソードを次元獣に突き刺す。そして、あるボタンを押し、その時を待つ。
ネオジェットマンの体からはエネルギーがスパークして稲妻を纏い、朱色に輝いていた。その時まで、彼らは戦う。地球を守る戦士として。
出来れば、ジェットマンと共に戦いたかった。出来れば、平和な世界を生きたかった。
体をサイボーグ化させ、地球の平和のために捧げながらも、そう思ってしまう。
心が、命がある人間だから。
そう、自分達は…………。
『ネオジェットマンだァァッ!!!!!』
゙ピーーーー!!゙
巨大な光が両国付近を飲み込む。それは避難している人々にもしっかりと見えていた。
中には破滅の光かと思う者もいたが、それは構わなかった。
その光を放った者達は誰に認められなくてもいいのだ。誰に覚えてられなくてもいいのだ。
彼らの守りたいものは、確かに彼ら自身が守ったのだから。
「今の地響きは?」
ビスマルクは何かを感じた。何処かで、巨大な爆発が起きたようだ。
とはいえ、もうどうでもいい。本懐を遂げられなくば、自分が戦う意味はないのだから。
「…………痛みが増えてく……………ダメなんだ…………それじゃ………」
感じる。気が、命の光が消えていく。
「こんなことで、人が死んでくなんて、ダメなんだ!!」
゙カッ!!゙
゙ズゥゥゥンッ!!゙
「!?」
ビルの破片が吹き飛ぶ。ビスマルクは慌てて振り返る。視線の先には、黄金の鎧・キバテクターを纏ったスーパーリュウレンジャーが立っていた。
「信じられん………゙ニヒトゥリズを2度も受けて、立ち上がれるとは…………」
強者と思いながらも、あの技を受けて戦える者を見たことがなかった。
スーパーリュウレンジャーはそんなビスマルクを尻目に、白虎真剣に妖力を注いでいく。
「こんな悲しいことは、終わらせる!。僕が、僕らが…………そのために、お前を斃す!!」
黒い゙吼牙一閃゙が放たれる。ビスマルクはスカルディフェンサーで防ぐも、今までと違い衝撃が伝わってくる。