「早い話、平和な世界がいいんじゃないかってことね。」
アコのフォローが入り、ある程度ジェフの正義感はわかってきた。
「んで、ジェフはジェットマン入りけってーい☆…………」
アイドル期の癖が抜けてないのかパフォーマンス的に右手のピースを右目にかざす。
それをどうでもいい、とばかりに綾は手持ちのファイルを開く。
「みんな、色々思うとこはあるだろうけど、ジェフリィ…………ジェフが入隊することは決定事項よ。あなた達の時と同じでね。」
そう、竜以外のジェットマンはスカイフォースと無縁の民間人。
紆余曲折はあったが、もう立派な戦士となっている。ジェフも同じようになることを期待したいところ。
「そういうことで、アコと凱は暫くジェフの教育係りね。」
「え!?。冗談だろ長官!!」
予想していなかった言葉に、凱は思わず聞き返してしまう。
教育係なんて、面倒くさい上に一番似合っていない。
「そんな気を揉まなくても大丈夫だって凱。僕らもサポートするから。」
雷太の優しい言葉…………とは裏腹に凱は慌てめいている。しかし、竜は逆にジェフと凱を組ませてみたかった。
ジェットマンになり、一番変わったのは凱だ。それゆえ、素人のジェフにはいい先輩なのではないだろうかと期待をしている。
「まあ、決まったんだ。凱、ジェフを面倒見ろよ。」
「…………ケッ!」
ふてくされた凱の態度に笑いが出てくる。こういう場面に立ち会うのも、もう何回目か………。
゙ビーー!!ビーー!!゙
『!!?』
突然、警報が鳴り響く。同時に、コウと由貴は気を感知した。
「これは、次元獸かな?」
「幹部クラスに強い可能性もある。全員で行くぞ!」
竜の掛け声で、ジェットマンとキッズ達は急いでスカイキャンプを出発する。
見送った後、綾は画面を見直す。その後、眼を見開いて凝視してしまう。
「こ、これは………」
エネルギー反応がレーダー画面にオレンジ色の点として映っているが、反応したばかりでは1つであったものが増えている。
それも1つ2つ増えたのではない。次々と点は増えていき、画面そのものの色がオレンジに変わるほどであった。
「何だこりゃあ…………」
健一は目の前に広がる光景に思わずそう口にした。逃げ惑う人々の後ろ、つまり自分達の前には大量の次元獸がいた。
建物の間にも潜り込んでおり、その数は百を超えていそうだった。
「数で圧倒される……」
「でも、あの次元獸達は僕らが前に戦ったことがある奴ばかりだ。」
竜の脇でコウが疑問を吐く。大量にいる次元獸はバイオ次元獸・カーボン次元獸を含め、キッズとジェットマンが斃してきた怪人ばかり。
右拳と左の掌を合わせ、やる気まんまんといった風に健一が前に出ていく。まさに腕が鳴るという感じか。
「いくら数が多くたって、斃してきた奴らなんだ。ちゃっちゃとやっちまおうぜ!」
確かに数が多いとはいっても、戦って勝ってきた次元獸ばかり。
少なくとも、その時点での強さを上回っているため、以前ほど苦戦はしないだろう。
「よし、行くぞ!」
『オウッ!!!!』
竜の掛け声で息ピッタリに凱達は応える。また、遅れながらも、ジェフも頷いて右手を翳す。
『クロス、チェンジャー!!!!!!』
ブレスレットが光り、バードニックスーツを纏う6人。すぐにブリンガーソードを手に取り、次元獸の大群へと向かった。
アコのフォローが入り、ある程度ジェフの正義感はわかってきた。
「んで、ジェフはジェットマン入りけってーい☆…………」
アイドル期の癖が抜けてないのかパフォーマンス的に右手のピースを右目にかざす。
それをどうでもいい、とばかりに綾は手持ちのファイルを開く。
「みんな、色々思うとこはあるだろうけど、ジェフリィ…………ジェフが入隊することは決定事項よ。あなた達の時と同じでね。」
そう、竜以外のジェットマンはスカイフォースと無縁の民間人。
紆余曲折はあったが、もう立派な戦士となっている。ジェフも同じようになることを期待したいところ。
「そういうことで、アコと凱は暫くジェフの教育係りね。」
「え!?。冗談だろ長官!!」
予想していなかった言葉に、凱は思わず聞き返してしまう。
教育係なんて、面倒くさい上に一番似合っていない。
「そんな気を揉まなくても大丈夫だって凱。僕らもサポートするから。」
雷太の優しい言葉…………とは裏腹に凱は慌てめいている。しかし、竜は逆にジェフと凱を組ませてみたかった。
ジェットマンになり、一番変わったのは凱だ。それゆえ、素人のジェフにはいい先輩なのではないだろうかと期待をしている。
「まあ、決まったんだ。凱、ジェフを面倒見ろよ。」
「…………ケッ!」
ふてくされた凱の態度に笑いが出てくる。こういう場面に立ち会うのも、もう何回目か………。
゙ビーー!!ビーー!!゙
『!!?』
突然、警報が鳴り響く。同時に、コウと由貴は気を感知した。
「これは、次元獸かな?」
「幹部クラスに強い可能性もある。全員で行くぞ!」
竜の掛け声で、ジェットマンとキッズ達は急いでスカイキャンプを出発する。
見送った後、綾は画面を見直す。その後、眼を見開いて凝視してしまう。
「こ、これは………」
エネルギー反応がレーダー画面にオレンジ色の点として映っているが、反応したばかりでは1つであったものが増えている。
それも1つ2つ増えたのではない。次々と点は増えていき、画面そのものの色がオレンジに変わるほどであった。
「何だこりゃあ…………」
健一は目の前に広がる光景に思わずそう口にした。逃げ惑う人々の後ろ、つまり自分達の前には大量の次元獸がいた。
建物の間にも潜り込んでおり、その数は百を超えていそうだった。
「数で圧倒される……」
「でも、あの次元獸達は僕らが前に戦ったことがある奴ばかりだ。」
竜の脇でコウが疑問を吐く。大量にいる次元獸はバイオ次元獸・カーボン次元獸を含め、キッズとジェットマンが斃してきた怪人ばかり。
右拳と左の掌を合わせ、やる気まんまんといった風に健一が前に出ていく。まさに腕が鳴るという感じか。
「いくら数が多くたって、斃してきた奴らなんだ。ちゃっちゃとやっちまおうぜ!」
確かに数が多いとはいっても、戦って勝ってきた次元獸ばかり。
少なくとも、その時点での強さを上回っているため、以前ほど苦戦はしないだろう。
「よし、行くぞ!」
『オウッ!!!!』
竜の掛け声で息ピッタリに凱達は応える。また、遅れながらも、ジェフも頷いて右手を翳す。
『クロス、チェンジャー!!!!!!』
ブレスレットが光り、バードニックスーツを纏う6人。すぐにブリンガーソードを手に取り、次元獸の大群へと向かった。