『ん?』
スケボーに乗って現れたのは、キバレンジャーだった。その後ろを、テンマレンジャー達が走っている。
゙気力のオーロラ、身に纏い!。君は、戦う人となれ!。
戦うことを、恐れたら、地球は、悪の手に落ちる。゙
『こ、これは………』
゙Wake UP! The HERO!!立ち上がれ!。ダイとゴーマの、果てしなき、バトル!!
Wake UP!The HERO!!気伝獸よ!。僕に勇気を、与えてくれぇぇッッ!!゙
映像上のキバレンジャーがリュウレンジャーへと変わり、6人で飛び上がってポーズを見せる。
゙五星戦隊!星の力!!。五星戦隊!強い拳法!!五星せぇぇぇんんんたぁぁぁいっダイッッ、レンジャー!!!!!゙
曲が終わり、どうだとばかりに笑顔で振り向くコウ。それとは裏腹に、キッズ達は下を向いている。
「あれ?みんな、どうしたの?」
「いや………何て言うか、…………」
どこかで聞いたことのある曲すぎて、言葉すら出てこない。
「じゃあ、みんなはどうなのさ?」
呆れているキッズ達への問いだが、みんな下を向く。どうやら、゙パクリ゙であるということだ。考えることは、まるで同じなのだった。
悩むキッズ達。しばらく話し合い、曲はダイレンジャーのままで、自分達の映像を作ろうということになった。
「亮兄ちゃん達はチャリだったから、僕らはローラースケートでいこう。」
それで決まると、またまたスカイキャンプから(勝手に)拝借したハイデジカメによって、駐車場で撮影を開始する。
「じゃあ、僕から始めるね。」
まずはコウが走り出す。校内で数少ないコンクリートの場所。
ここでなければ、ローラースケートを使っての安全な撮影はできない。
「さあ、次は僕だ。」
続いて正夫。連続で健一、町子、由貴と撮っていく。ちなみに、優美は別のクラスで、別の予定のために撮影不参加。とはいえ、編集で追加すれば問題はない。
順調にロケを進め、キッズ達は帰路に着く。正直、疲れたという思いが残っていた。
結構無駄なことをしてるんじゃないだろうか、という事をそこはかとなく思ったりもする。
「それにしても、俺達はこのオープニング作ってどうしたいんだろな……」
「健一、それは本家ダイレンジャーとの区別…………のつもりだったんけど………」
健一と町子は完全に消沈している。逆に、言い出しっぺのコウばとあるパクリ゙が採用されなかったことにショックを受けてガックリきている。
由貴は困り果てながらも、フォローしようと口を開いた。
「そんなに落ち込まないでコウ君。熱さは伝わったから!」
「うん………」
由貴に無理をさせていると悟ったコウだが、ガックリしてるせいか力なく項垂れたまま………。
ピキーン!!゙
「!?」
「これは………」
疲れたような顔が一気に変わる。邪悪な気を感じ取ったコウと由貴の様子に気づき、他のキッズも顔つきを変えて走り出した。
スケボーに乗って現れたのは、キバレンジャーだった。その後ろを、テンマレンジャー達が走っている。
゙気力のオーロラ、身に纏い!。君は、戦う人となれ!。
戦うことを、恐れたら、地球は、悪の手に落ちる。゙
『こ、これは………』
゙Wake UP! The HERO!!立ち上がれ!。ダイとゴーマの、果てしなき、バトル!!
Wake UP!The HERO!!気伝獸よ!。僕に勇気を、与えてくれぇぇッッ!!゙
映像上のキバレンジャーがリュウレンジャーへと変わり、6人で飛び上がってポーズを見せる。
゙五星戦隊!星の力!!。五星戦隊!強い拳法!!五星せぇぇぇんんんたぁぁぁいっダイッッ、レンジャー!!!!!゙
曲が終わり、どうだとばかりに笑顔で振り向くコウ。それとは裏腹に、キッズ達は下を向いている。
「あれ?みんな、どうしたの?」
「いや………何て言うか、…………」
どこかで聞いたことのある曲すぎて、言葉すら出てこない。
「じゃあ、みんなはどうなのさ?」
呆れているキッズ達への問いだが、みんな下を向く。どうやら、゙パクリ゙であるということだ。考えることは、まるで同じなのだった。
悩むキッズ達。しばらく話し合い、曲はダイレンジャーのままで、自分達の映像を作ろうということになった。
「亮兄ちゃん達はチャリだったから、僕らはローラースケートでいこう。」
それで決まると、またまたスカイキャンプから(勝手に)拝借したハイデジカメによって、駐車場で撮影を開始する。
「じゃあ、僕から始めるね。」
まずはコウが走り出す。校内で数少ないコンクリートの場所。
ここでなければ、ローラースケートを使っての安全な撮影はできない。
「さあ、次は僕だ。」
続いて正夫。連続で健一、町子、由貴と撮っていく。ちなみに、優美は別のクラスで、別の予定のために撮影不参加。とはいえ、編集で追加すれば問題はない。
順調にロケを進め、キッズ達は帰路に着く。正直、疲れたという思いが残っていた。
結構無駄なことをしてるんじゃないだろうか、という事をそこはかとなく思ったりもする。
「それにしても、俺達はこのオープニング作ってどうしたいんだろな……」
「健一、それは本家ダイレンジャーとの区別…………のつもりだったんけど………」
健一と町子は完全に消沈している。逆に、言い出しっぺのコウばとあるパクリ゙が採用されなかったことにショックを受けてガックリきている。
由貴は困り果てながらも、フォローしようと口を開いた。
「そんなに落ち込まないでコウ君。熱さは伝わったから!」
「うん………」
由貴に無理をさせていると悟ったコウだが、ガックリしてるせいか力なく項垂れたまま………。
ピキーン!!゙
「!?」
「これは………」
疲れたような顔が一気に変わる。邪悪な気を感じ取ったコウと由貴の様子に気づき、他のキッズも顔つきを変えて走り出した。