激しい戦いの中で、カーボン次元獸には、裏次元ベルセルクに生息する゙レオスネーグ。
ライオンの体と、蛇のような尾を持つ魔物。裏次元での大戦では、ベルセルクの住人がバイラムとの戦いの際に用いたが、力及ばず滅ぼされた。
だが、その力を評価され、逆にカーボン次元獸として甦ったのである。
「さあ、ジェットマンを叩き潰すのだァァッ!」
レオスネークの尾が唸り声を挙げながら、迫り来る。ブリンガーソードで斬り払おうとするブルースワローだったが、ヒョイと避けられ体を締め付けられてしまう。
「何なの・・・コイツ・・・」
ヒラリと避けたあたり、本体と尾はそれぞれ独立した意思があるようだ。
だとしたら、本体の動きを読んでも、尾の方が襲ってくる。
ギリギリと締め付けられているブルースワロー。苦しいながらも、腰にあるビークスマッシャーを引き抜き、あさっての方向へと撃つ。
それが地面へと着弾する前に、熱探知によるホーミング効果が働いてレオスネークへと命中した。
「ガルゥッ!」
尾が放れると、レオスネークは倒れる。そこへイエローオウルが来て、バードブラスターで援護をする。
「アコさん!」
「決めてやるわ!」
2人はバードブラスターとビークスマッシャーを連結させ、スマッシュボンバーを放つ。
照射された2本の閃光がレオスネークの胸部へと命中し、叫び声を挙げさせながら爆発した。
「!?。これは、レオスネークがあんなにも・・・」
意外にも容易く撃破されたのに、ラディゲは驚かされる。ダイレンジャーばかりに気をとられていたが、ジェットマンの力も向上しているようで、一瞬だけ冷や汗をかく。
その動揺を逃すことはない。レッドホークはブリンガーソードを逆袈裟へ振り上げる。
「ぐ・・・」
ラディゲの鎧から火花が散る。そこへ、ホワイトスワンがバードブラスターで援護射撃を行う。
「この・・・おのれ・・・・・・ウジ虫の分際でえぇぇッッ!!」
ブラッディゲートの刀身が震える。いや、実際はラディゲの体が怒りで震えさせているのだ。
理性が飛びそうになるラディゲ。ラディガンとなると判断能力が鈍ることを感じてか、息を落ち着かせる。
そのことにレッドホークは見逃さない。今までのラディゲだったら、ラディガンになっていたはずだ。
(奴は考えているんだ。俺達に勝とうとすることを・・・)
パワーが劣っていても、冷静であるほうが余程怖い。本気で自分達を斃そうとする対象に見えてきたのだろう。
今までは遊びと称していた戦いから、完全に戦意を持っているのだ。
「・・・だが、俺達には強い仲間がいる・・・」
レッドホークの自信。それは、後ろから走ってくる小さな戦士達。
赤い戦闘スーツを纏う戦士は、武器である白虎真剣へと力を込めていく。
ライオンの体と、蛇のような尾を持つ魔物。裏次元での大戦では、ベルセルクの住人がバイラムとの戦いの際に用いたが、力及ばず滅ぼされた。
だが、その力を評価され、逆にカーボン次元獸として甦ったのである。
「さあ、ジェットマンを叩き潰すのだァァッ!」
レオスネークの尾が唸り声を挙げながら、迫り来る。ブリンガーソードで斬り払おうとするブルースワローだったが、ヒョイと避けられ体を締め付けられてしまう。
「何なの・・・コイツ・・・」
ヒラリと避けたあたり、本体と尾はそれぞれ独立した意思があるようだ。
だとしたら、本体の動きを読んでも、尾の方が襲ってくる。
ギリギリと締め付けられているブルースワロー。苦しいながらも、腰にあるビークスマッシャーを引き抜き、あさっての方向へと撃つ。
それが地面へと着弾する前に、熱探知によるホーミング効果が働いてレオスネークへと命中した。
「ガルゥッ!」
尾が放れると、レオスネークは倒れる。そこへイエローオウルが来て、バードブラスターで援護をする。
「アコさん!」
「決めてやるわ!」
2人はバードブラスターとビークスマッシャーを連結させ、スマッシュボンバーを放つ。
照射された2本の閃光がレオスネークの胸部へと命中し、叫び声を挙げさせながら爆発した。
「!?。これは、レオスネークがあんなにも・・・」
意外にも容易く撃破されたのに、ラディゲは驚かされる。ダイレンジャーばかりに気をとられていたが、ジェットマンの力も向上しているようで、一瞬だけ冷や汗をかく。
その動揺を逃すことはない。レッドホークはブリンガーソードを逆袈裟へ振り上げる。
「ぐ・・・」
ラディゲの鎧から火花が散る。そこへ、ホワイトスワンがバードブラスターで援護射撃を行う。
「この・・・おのれ・・・・・・ウジ虫の分際でえぇぇッッ!!」
ブラッディゲートの刀身が震える。いや、実際はラディゲの体が怒りで震えさせているのだ。
理性が飛びそうになるラディゲ。ラディガンとなると判断能力が鈍ることを感じてか、息を落ち着かせる。
そのことにレッドホークは見逃さない。今までのラディゲだったら、ラディガンになっていたはずだ。
(奴は考えているんだ。俺達に勝とうとすることを・・・)
パワーが劣っていても、冷静であるほうが余程怖い。本気で自分達を斃そうとする対象に見えてきたのだろう。
今までは遊びと称していた戦いから、完全に戦意を持っているのだ。
「・・・だが、俺達には強い仲間がいる・・・」
レッドホークの自信。それは、後ろから走ってくる小さな戦士達。
赤い戦闘スーツを纏う戦士は、武器である白虎真剣へと力を込めていく。