命中すると同時に爆発する怪人。威力を恐れて混乱している。
「ハアッ、ハアッ!」
その隙に、弾丸がばらまかれる。伊吹鬼は構え、息を出す。
「音撃射、゙疾風一閃゙」ラッパの音が盛大に鳴る。弾丸が共鳴し、内部から怪人たちを清め、体組織を崩壊させる。


戦況はライダー側に有利であった。数の上では大ショッカーが上回っていたが、結束力とコンビネーションが個々の力を倍増させているのである。
「おのれライダー共………」
業を煮やしたシャドームーンは、自らサタンサーベルを抜いた。
刃に手を当てると、稲妻が走る。やがて、刀身全体に光が及び、振ると刃型の波紋がライダーたちへ向かう。
「うわあぁぁッッ!!」
ダークキバやゼロノス・ベガフォームですら、光刃の威力に負け、倒れてしまう。
「フンッ!」
更に、シャドームーンは手からビームを放ち、追い討ちをかける。
その攻撃を切り抜けたナイトとガタックがシャドームーンに斬りかかろうとするも、ジャーク将軍が扮した最強怪人・ジャークミドラによって、吹き飛ばされてしまう。
「絶望と共に散るがいい……ライダー共……」